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空族祭SS ルナ


No.57

■ソネットとツチのイベント集② 投稿者:ルナ 投稿日:2012/03/19(月) 00:59

【ブランシェ連続イベント①】
・パリヴァール、チーガオ、ジパングでのランダムイベントを見ていること。
・ブランシェでうろつくと見ることが出来る。

ツ「よお。ユウ。」

主「ツチじゃないか。ブランシェに帰ってたのか。」

ツ「おう。まあ実はここにいないはずなんだがな…」

主「どういう意味だ?」

ツ「実は今日はネグロに行くはずだったんだがな…帰ってきてから次の派遣先はネグロって言うのを聞いたソネットさんが嫌がってな。無しになっちまった」

主「ネグロ…?ソネットさんが?」

ツ「理由はわからんが…まあ嫌なんだと」

主「ソネットさんらしくないな」

ツ「だろー?俺調子狂っちゃうよ」

主「(…ネグロ…?…まさか、あの手の包帯は…)」

ツ「ん?どうしたんだよユウ」

主「いや、なんでも…(…もしかして…)」

【ブランシェ連続イベント②】
・ブランシェ連続イベントの①を見ていること。
・前回のイベントを見た後にうろつくを選択した後「軍に行く」という選択肢が出るので、それを選ぶ。

(軍)
主「こんにちはー」

ツ「あれ?ユウじゃないか!お前から来るなんて珍しいな!」

主「ああ、うん。…ソネットさんは?」

ツ「ソネットさんなら部屋だ。何だ、なんか用事か?」

主「ま、そんなところかな」

ツ「何があるのかは知らんが…じゃあなー」


主「…(コンコン」

ソ「…はい」

主「あ、ソネットさんですか?ユウです。」

ソ「…どうぞ」

主「失礼します」

(ソネットの部屋)
ソ「…」

主「あの…いきなり来てすみません。実は…」

ソ「…わかったんですね。私の正体」

主「!」

ソ「貴方のその様子を見るとわかりますとも・・・」

主「…じゃあ、ソネットさんは…」

ソ「ええ…この右手の包帯の下には…ネグロの奴隷市場でつけられた奴隷の証がございますとも」

主「…」

ソ「・・・何故私がこの軍にいるのか。元奴隷の私がここにいるのか。話せば長くなります・・・」

「…私はネグロ出身です。ですが、元々の家も、親の顔も、何も覚えておりません。気がついたときには奴隷市場で売られていましたから…それにあの頃の私には名前も無かった・・・ただの人形・・・いや、人形のほうがマシかもしれませんね…綺麗な服を着せられて、ただ立っているだけで満足される。羨ましいですよ。本当にね。」

「そして売られた頃、私は…まだ9歳ほどだった気がします…。奴隷の頃の話は思い出したくもありません…毎日死にたがっていたぐらいしか…どうして自分はこんな運命を辿っているのか…といつも自分自身を呪っていました…」

「…でも、結局は生きたかったんでしょうね私は。ある日、売られたところの家の奴らがパーティか何かで丁度家から出てるときに隙を見て逃げ出したんです。子供ながら必死に逃げ出しましたよ」

「そして逃げて逃げて…私は見知らぬ場所で倒れこみ、体力が底を尽きたらしく、そのまま気を失ってしまいました…」

「…目を覚ますと、そこはどこかの部屋の中でした。寝ている私の横には男の方が座っておりました。目覚めた私を見て彼は喜んでいました。私はその方に助けられたそうなのです。」

「…彼には感謝しています。もう、あまり記憶はないけれど…でも、私のこのソネットと言う名前も彼が付けてくれたものなのです…。それから私は…軍にずっといるのです」

主「…そうだったん…ですか…」

ソ「…嬉しかった…人間として扱ってもらえるのが…そして、私のこの手が彼らの役に立てていたのが…ね…」

主「…ソネット、さん…」

主「(そんなに、ソネットさんはこの軍が…)」

ソ「…でも、でも…」

主「え…?」

ソ「私は…この軍の皆さんや、ツチや…たくさんの方々に癒されている、ハズなのに…なのに…奴隷時代のあの過去が私をいつまでたっても放さないんですよっ…!時々、夢にも出る…!この右手、どうして包帯してるかわかります?奴隷時代に付けられたあの奴隷の証を見ると…それをえぐりたくなるから…!ナイフでも何でもいい、とにかくえぐって、それを無かったものにしてしまいたい…そんな、そんな感情が…!」

主「…!」

ソ「…はは、安心してください…本当にはまだやったことないですから…それにやると、ツチにすぐにばれてしまうでしょうしねえ…」

(ガタッガタガタガタッガタンッ)

主&ソ「!?」

ソ「な…どなたですか!扉を揺らしているのは!」

主「お、俺が出ます…!」

(ガチャッ)

ツ「ソネットさああああああんっ!!」

主「ちょ、ツ、ツチ!?なんでここに…!」

ソ「…まさか…貴方…最初から聞いて…!」

ツ「す、すみません…ユウが妙に暗い顔してたから…ソネットさんに何かあったのかと…」

ソ「貴方は…」

ツ「盗み聞きしてすみません…お、俺…」

ソ「別にいいです…まあ、たとえ聞かれたとしても、これから生活が変わるわけではない…」

ツ「…そん、な……おい、ユウ!」

主「えっ、な、なに?」

ツ「お前、さ…空族、だろ!?お前、いつかネグロの奴隷市場を潰す気無いか…!?」

主「なっ…」

ソ「な、何言ってるんですかツチ!」

ツ「もし、潰す気があるのなら…俺も連れて行ってくれ!」

主「ツ、ツチを!?」

ソ「…ツチ」

ツ「…さっきまでの話を聞いてて黙ってられるか…!絶対、絶対に…!」

主「ツチ、お前…」

ソ「…ツチ」

ツ「ソネットさんが夜中、悪夢にうなされてるの、俺知ってたんだ…時々声が聞こえて、一体なんなのか俺はわからなかった…俺はソネットさんにたくさん世話になった!だからこそ、ソネットさんのその呪縛を壊したいんだよ…!」

ソ「…ツチッ!黙りなさいっ!」

ツ「黙りませんよ今日は…!俺は今日は強気です…!」

ソ「黙りなさい…黙れ…黙れっ!」

ツ「ソネットさん…!」

ソ「あんたに何がわかる…!この、何年も繋がれているこの鎖の強さが!どれだけ切ろうとしても絶対に切れない…この苦しみがっ!」

ツ「…っ」

主「…ソネットさん、俺から、いいですか」

ソ「…なんですか」

主「俺は…」

ツチを連れて行きます←
ツチを連れて行きません

主「ツチを…連れて行きたい…!」

ソ「な…」

ツ「…ユウ…」

主「ソネットさん、出来ることなら、貴方も連れて行きたい…」

ツ「えっ!」

ソ「…へえ、私も…?」

主「ソネットさん…貴方の鎖の重さは俺にはわかりません。強度もわかりません。ですが…その鎖を断ち切ることを諦めていては、いけないと思うんです…!」

ソ「…私は、諦めていないっ!」

主「いいえ、諦めているっ!あんたは!自分の鎖の重さに諦めている!…鎖というものは、段々と錆びていく…確かに鎖は脆くなっているんです!今こそ、その鎖を、断ち切るべきだと思うんです…!」

ソ「…断ち切れるんですか…あいつらを潰すことによって、鎖が…」

主「…やってみなくちゃ、わからないじゃないですか」

ツ「ソネットさん…あの…」

ソ「…くく」

ツ「ソネットさん…?」

ソ「…くくっ…はは、ははは、はははははははっ!」

ツ「ソ、ソネットさん!?どうしたんですか!」

ソ「そうですか。それが貴方の主張、貴方の正義…くくくっ…」

主「…」

ソ「いいでしょう…私とツチ、両方とも、その奴隷市場を潰すときに貴方達を助けましょう」

ツ「!」

主「…いいんですか?」

ソ「…ただし、私はオススメしませんよ。私はいつだって自分の正義にしたがって動く。今奴隷市場はカメダ軍団とやらも関っているそうじゃないですか」

主「…!」

ソ「もし、私がその場でカメダ軍団の方々と出会ったとき、あの方々が私に合っていたら…私はそちらに付くかもしれませんよ」

ツ「ソネットさん!なんてこと…」

ソ「貴方は黙ってなさい…!…どうします?私がその場で裏切ったら…」

主「俺は…」

その時は貴方を止めてみせる
それが貴方の正義ならば止めない←

主「それが貴方の正義だと思ったのなら…俺は止めません」

ツ「ユウっ!?」

ソ「…ふぅん…」

主「貴方を今俺の味方にしたい、というのも俺の正義を貴方に押し付けているだけだ。…どちらが正義だと思い、ついていくかは、貴方が決めることだ」

ソ「…貴方のこと、ますます気に入りましたよ。これは…もっと念を入れて貴方の飛行艇のチェック、しなくては」

ツ「ソネットさん…じゃ、じゃあ…」

ソ「…好きになさい。私も好きにします」

ツ「や、やったー!やったぞユウ!」

主「はは、ツチ喜びすぎ…」

ソ「…なんですかこれは、まるで私が悪者みたいじゃないですか」

ツ「へへ、でも嬉しいです。なんかソネットさんのことが知れた分、仲良くなれた気がするし」

ソ「…気持ち悪いですよ貴方…」

ツ「ちょっと!どうして後ずさりするんですか!変な意味じゃないですよー!」

主「…仲いいなあ…(苦笑」

(ツチとソネットが仲間になった!)





No.83

■ソネットとツチの本当のラストイベント 投稿者:ルナ 投稿日:2012/03/22(木) 23:57

【ソネット最終イベント】
・奴隷解放クエストをクリアしていること
・クリア後、パライソに行くとイベントが発生
ソ「あの、ユウ君」

主「あ、はいなんでしょうかソネットさん」

ソ「…ここって…ミソラさんがいる工場があるところ、ですよね…?」

主「そうですよ。あの工場です」

ソ「あれが…」

主「…ひょっとして、ミソラさんのこと気になってます?」

ソ「う、そ、そういうわけでは…」

ツ「ん?おいユウ、どうしたんだ?」

主「ソネットさんがミソラさんに会いに行きたいって」

ソ「そ、そんなこと言ってませんよっ!」

ツ「あー…はいはいなるほどー…じゃあ俺も付き添ってあげますから行きましょうかお父さん♪」

ソ「……(チャキ」

ツ「嘘です嘘です銃構えないでください」

主「じゃあ俺もついでに行っていいですか?修理とか点検も兼ねて…」

ソ「…だから私はそもそも行くなんて言ってな」

ユ「あれ?ミソラちゃんのところに行くの?あたしも行くー!」

ソ「・・・・・・」

ツ「引き返せなくなりましたねえソネットさん」

ソ「…行きますよ!もう!」

主「(やれやれ」

(工場)
ユ「おーい!ミソラちゃーん!」

ミ「あ、ユイお姉さん!」

ユ「ユウとかツチさんとか、後ソネットさんも一緒だよ!」

ミ「え…あ、ソネットさん!(パアッ」

ツ「ちょっとソネットさん俺の後ろに隠れないでくださいよははは」

ソ「・・・・・・その、お久しぶりです…」

主「また修理お願いしていいかなミソラさん。」

ミ「はいー!わかりましたっ!今すぐに!あ、待ってる間近くで休んでて大丈夫ですよ?」

主「いやいや、俺たちだけ休むのもあれだと思って…」

ツ「まあ俺たちはなんかやることあったら言ってくれ的な」

ユ「じゃあ、私たちは修理のお手伝いね!」

ソ「え、私もですか」

ユ「勿論ソネットさんもですよー」

ソ「…はいはい」

(・・・・・・)

ミ「…(ジー」

ソ「…どうしたんですか?」

ミ「いや、本当にソネットさんのその手、凄いなあって」

ソ「…はあ、ありがとうございます」

ミ「いつから技師やってるんですか?」

ソ「そうですね…10歳ぐらいから…?まあ、軍に入ってしばらくしてからはもうずっと…」

ミ「10歳…凄いです。熟練ってことですね!」

ソ「そこまで言えるものじゃないですよ…;」


ツ「はは、ソネットさんとミソラちゃん、本当に親子みたいだな」

主「だなぁ。」

ツ「…あの人も丸くなったもんだな。」

主「ツチ?」

ツ「…元々、あそこから出たせいか、性格結構きつくてさ、ソネットさん。それでよく色々陰口言われてたもんだよ。俺同僚によくあいつと仲良く出来るなって言われてた。まあ、仲良くしてるとか言われても実感わかないけどな。」

主「でも、本当にツチとソネットさんは仲いいと思うな。」

ツ「そうか?でもよく喧嘩もするぜ?性格全然違うし」

主「まあ、ツチは大雑把だからなあ…」

ツ「うるせえ。まあでも正反対だからこそいいのかもな…ここまで、やってこれたの」

主「ツチ…」

ツ「…ソネットさんさ、お前達のおかげかはわからないけど、夜中うなされることなくなったみたいなんだ」

主「そ、そうなのか?」

ツ「ありがとな。あの人を救ってくれて」

主「…俺たちはただ、きっかけを作っただけだよ。ツチっていういい相棒がいたり、ミソラちゃんっていう教え子がいたり、色んなものがあったからこそ、あの人は今生きている」

ツ「…そうだな…」


ソ「何話こんでるんです」

ツ「うおうっ!?」

ソ「…驚きすぎでしょう!ほら、終わりましたよ」

ユ「ソネットさんのお陰でぱっぱと終わっちゃったよー」

ミ「ソネットさん流石です!」

ソ「…貴方方は私を評価しすぎです…!まったく…」

ツ「はは、ソネットさん女の子にもてもてですねー」

ソ「…(スチャッ」

ツ「ちょっとスパナ構えないでくださいひい俺にだけなんで厳しいんですかソネットさぁん!」

ソ「…ふん、冗談です」

ミ「あはは、本当になんだかお父さんとお母さんって感じですねー」

ソ「ちょ、ミソラさんもやめてくださいよ…!私こんな人と夫婦なんていやです!」

ツ「まさかの全否定…じゃあなんですか誰とがいいんですか」

ソ「誰とでもないですよ…!」

ユ「えっ…じゃあ姉妹二人をお父さんだけで養っていくなんて…かっこいい!」

ソ「…あーもう!あんたたちいい加減にしろっ!」

主「ははは…」

ツ「ははは、ソネットさん照れてる」

ソ「あんまり老人をからかわないでくださいっ!」

主「(ソネットさん、困ってるように見えるけど、結構楽しそうだな)」

ソ「ああ、もう…知りません!(ダッ」

ツ「ソネットさん、待ってくださいよー!俺も行きます!」

ツ「あ、そうだユイちゃん、ユウ、ミソラちゃん。…ありがとうなー!」


主「行っちゃったな」

ユ「そうね。あたしたちも行かないと」

ミ「そうですね。それじゃあまた今度…!」


ツ「ソネットさん!待って…ん?あれ?ソネットさん?」

ソ「…クス」

ツ「…ソネットさんが笑ってる…!?」

ソ「うわっ!?ツチ!?あんたいたんですか!?」

ツ「う、うわあ!明日は槍が降るぞ!おい!やだ怖い!超怖い!」

ソ「人がせっかく笑ったのになんですかその反応ー!」

ツ「冗談ですよー。ねぇソネットさん」

ソ「…はい?」

ツ「…幸せですか?今」

ソ「…幸せ、というものを私は感じたことはないものでね。今幸せかどうか、まだわかりませんけど…楽しいといえば、楽しいです」

ツ「はは、そりゃよかった!じゃあ戻りましょうかー!」

ソ「ちょっと!置いていかないでください!もう…!」

(アルバム登録完了)

【アルバムの文】
あの後、軍で技師の養成学校を作ったらしく、そこでソネットさんはこれから技師を目指す者達に教えているらしい。
そこの生徒達には最初は厳しく感じるが、慣れてくるといい先生だ、という感想が多く、とても高評価を貰っている。
ミソラさんに教えていたように、彼は元々先生の才能があるかもしれなかった。
一方、ツチの方はその養成学校の護衛職についているらしい。
その職に就きながらもソネットに会いに行き、よく生徒たちの前でわいわい前のようにやっているそうだ。
その姿はどう見ても親友…それ以上の何かがあるのかもしれない。
それくらい彼らは仲がいいのだろう、彼らは共にいるのだろう。
これから先、彼らの噂を聞くのが楽しみだ。

「…俺たち仲良しですもんねーお父さん♪」
「・・・・・・あーはいはい、そうですねー…お母さん…」
「うわあまさか返してくるとは思いませんでしたよ」
「ふん、貴方だけがいうとでも思いましたか大馬鹿。わかったら馬鹿なりに私の護衛をずっとしてなさい。」

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パワポケスタジアムで行われた「パワポケ空族祭」の作品をまとめてあります。
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