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空族祭SS クロル


No.59

■イベント「どういう関係?」 投稿者:クロル 投稿日:2012/03/19(月) 03:13

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モモコは、パラダイス・カフェへ来た途端にクロエの仲間の座っているテーブルへと連れて行かれた。
そこには女性しかおらず、他の客とは異なった雰囲気を放っている。状況が飲み込めず、
顔をしかめていたモモコに言葉をかけたのは、サクラだった。
「うにゅー、モモコちゃんってぇ、ヒカリ君とはずばりどういう関係なの?」
「…は?」
思いも寄らぬ質問に、戸惑うモモコ。
そんな彼女とは裏腹に、余裕の笑みを浮かべ、返答を今か今かと待ちわびているサクラ。
両者激しい攻防戦を繰り広げたあげく、
「バカ者!」
と言い残し、その場を後にするモモコ。
「うにゅー…失敗しちゃったなぁ☆」
と天使のような微笑を浮かべる悪魔…もといサクラ。

それから数日、モモコはカフェに来なかったらしい…




No.69

■イベント「どういう関係?2」 投稿者:クロル 投稿日:2012/03/19(月) 03:13

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走り去って行くモモコの背中を見ながら、ユイは呟いた。
「恋、なのかなぁ…」
思いのほか声が大きかったらしく、テーブルにいたメンバーの視線は一斉にユイの方へ。
ユイがその事気付いた時にはすでに遅く、サクラはユイにたずねた。
「うにゅー…そんな事言っちゃって、自分こそどうなのぉ?…クロエ君の事、好きなんじゃないの?」
「そ、そんなんじゃないよ!クロエ君とは…その、付き合いが長いだけで、好き…とか、そういうのじゃないから…」
「純朴系幼馴染か、…負けないからね!」
ユイの発言とは裏腹に、敵意を燃やすサクラ。ユイは訂正を願い出るが、彼女の言葉は耳に入っていないらしく、
早速、アピールをしにクロエの元へと向かって行くサクラ。
楽しそうに話をしている二人を見て、ユイは少しだけ胸が痛んだ。 そして、先程よりも小さな声で、もう一度、呟いた。
「恋…なのかなぁ…」





No.82

■モモコED「わたしの宝物」 投稿者:クロル 投稿日:2012/03/22(木) 23:57

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サクラに妙な質問をされてから数日…モモコは、久しぶりにカフェへと姿を現した。決して、体調が悪かったから来れなかったのではない。
―ヒカリ君とは、どういう関係なの?
その言葉の答えを、ずっと、考えていたのだ。しかし、どんなに考えても明確な答えは見えてこない。
そんな中、本人に会えば少しは答えが出てくるのではないかと思い、カフェへと足を運ぶことにしたのである。
今日はサクラ達もいなかったので、安心していつものようにヒカリの元へと歩いていった。
モモコに気が付いたヒカリは、そっと本を閉じて、彼女に微笑みかける。
ヒカリは、優しい人間である。モモコは、そう思った。
モモコが本で読んだ事しか知らない外の事を、ヒカリは話してくれる。病気の容態も、しばらくカフェに来なかった理由も、今までにヒカリに聞かれたことは無い。
話しても、きっと、全てを受け入れてくれるであろう。…そういう人なのだ。
そんな事を考えながら、モモコは気が付いた。 これが、恋というものなのか、と。
まだ、確信は持てない。…そんな感情は、初めて抱くものだったから。
「…どうかした?」
じっと立ったままでいたモモコに、ヒカリは不思議そうに言葉をかける。
なんでもないぞ、と言ってモモコはいつものように座った。

代わり映えのない、平穏な日々。
みんなの笑顔、みんなの笑い声。そして、小さな想い。 全てが、宝物なんだ。
こんな時が、少しでも長く続きますように―


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パワポケスタジアムで行われた「パワポケ空族祭」の作品をまとめてあります。
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