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■小説・読み物(1-20)



No.20

■捏造祭り:イベントSS 投稿者:ペケ [URL] 投稿日:2012/03/10(土) 10:19
もしジオットとカズが同時に裏切っていたら・・・

自分なりの正義、それを果たそうと決め・・自分の親友とずっと一緒に居ようと心に近い、それを何度も反芻した。
そして彼女は・・・・

クロエの心臓を槍で貫いた。

「がっ・・・はっ・・・・」
クロエはまるで信じられないといった表情でカズを見た。
カズの表情は氷のように、着ていた純白の服は返り血で真っ赤に染まっていた。
「な・・・いったい何が起こってるでやんす・・・」
それまでクロエと戦っていたカメダでさえも、状況を理解出来ないようだった。
彼女の眼には先ほどまでの迷いは無く、むしろ道を見つけたぐらいに輝いていた。
クロエの動きが止まり床に倒れたと同時にカズはカメダに向かって歩き出す
「も、もしかして助けてくれたでやんすか・・?ってうぎゃあああああああああ」
話しかけるカメダの足をカズは槍で貫く。
「勘違いするな、あんたもうちらがいずれ殺す。 これは取引や
私はあんたの命を救ってやった、だからうちはお前の船と物資を頂いていく」
「そ、そんな理不尽なぁぁぁ」
そしてカズはカメダの船から飛行艇と物資を強奪して脱出した、それと同時にリーダーのクロエがやられたのを悟ったためか、トウヒ達が母艦から脱出する姿が遠めから伺える。
「すまんな・・・だけど、これがうちが決めた道や・・・」
こうしてクロエのカメダ討伐作戦は彼女の裏切りによって失敗に終わった、その失敗の原因は一部の人間にしか知らず、そのまま闇に葬りさられた。

しかしその一撃で絶命したと思われていたクロエは何とか生き延びて、カズとカメダが揉めている間に、その部屋から抜け出していた
「な、何が起こったんだ・・・がはっ・・・まさか・・・彼女が敵だ・・・ったのか・・・?」
ボロボロになりながらもトウヒの元に辿りついたクロエを見て、トウヒは驚きの声を上げた
「クロエ?! どうしたんだそんなにボロボロになって・・・」
「トウヒこそ・・・ガッ・・足が・・なくなって・・・」
「お前の怪我と比べたら足なんて・・・ホントにどうしたんだ!」
「作戦は・・・失敗だ・・・最後の最後にしくじった・・・クソ・・・」
「大丈夫かクロエ! 脱出するぞ・・お前の船は別の奴に運転させる! 急いで脱出しよう・・・」
そして二人は別々の船に乗り込み、カメダの母艦から脱出した

「大丈夫か・・?クロエ 何とか船からは脱出できたな・・・」
「え、ええ・・・こっちも何とか大丈夫だ・・・傷は浅かったようだ・・・」
「しっかりしろよ・・?戻って守りたい奴も居るんだろ・・?」
「お前こそ・・・ユイちゃんだっけか? 終わったら、一緒に居てやるって言ってたじゃないか」
「まあな・・・だが、それを語るのも無事に故郷に戻ってからだ・・・」
通信で励ます二人の言葉を遮るように、仲間のジオットから通信が入る
「二人とも、母艦から逃げることが出来たんですね・・・」
「ジオット・・・生きていたのか・・・良かった」
「ふふふ、大丈夫ですよ・・・しかし、目的を捨て逃亡する者がこんなに美しくないとは・・・」
「ジオット・・・?お前・・何を言って」
その直後、トウヒの機体の両翼に砲弾が直撃する
「なっ・・・があああああああああああああっ!!」
「トウヒ・・・!!おい!!うわあああああああああああ」
その次にはクロエの機体に銃撃が当たる
「ふっふっふ、あなた達には感謝してます これで私もカメダの元に潜り込み易くなるというものです」
「ジオット・・・貴様・・・!! 俺やクロエを裏切ったっていうのか・・・」
「ええ、そうですとも 私はカメダ側に付きます ここであなた達を消し去ってね!!」
再び砲台はトウヒの機体に向ける。
「クロエ・・・! どうする・・・こんな状況じゃ・・・二人とも・・・」
「トウヒ・・・良く聞くんだ・・・」
「どうした、クロエ・・・? 回避する方法でも思いついたか・・?」
「もし無事に戻れたら・・・君の子供のユイちゃんに俺のユウをしっかり教育するように教えてやってくれないか・・? あの二人のことだ、これからもずっと一緒だろう、ユウはまだ飛行船のことなど何も知らない、その分・・・いろいろと経験してきた君なら適任だろう・・・」
「お、おい・・・クロエ・・・何を言ってるんだ 一緒に戻るんだろ・・? おい・・・」
「それと・・・大きくなってからでいいから・・・ユウに・・・母親の仇を取れなくてごめん・・・って謝っておいてくれ・・」
「クロエ!!そんなことを言うなぁああああああああ!! お願いだから、お願いだから話を止めろぉ!!」
「今この飛行船にはもう俺しか居ない、俺の変わりに操縦してくれてたパイロットはパラシュートで逃がした、これで・・・犠牲になるのは俺だけだ・・・」
「止めろ・・・! 止めてくれ・・・そんな死の際みたいな事を言わないでくれ・・・」
「じゃあな・・・トウヒ・・・楽しかった」
そういい残すとクロエは通信を切り、そのままトウヒの機体をかばうようにジオットの船の銃撃を受けた
「クロエェエェッェェェェェェェェ!!!」
トウヒの船の真上で、ずっと一緒に戦っていた友人はその愛機と共に爆発し、塵と化した。
「さようならクロエ、良き終わりを・・・」
「クソ・・・クソ・・・」
トウヒは泣きながらも、ボロボロになった機体と共に他の仲間と街に帰還した。

「しかし・・・トウヒを逃がしましたか・・・ まあそこから私の事がばれても、まあばれなくても私には問題ないでしょう、やはり美しいものは美しいまま消すのが美学ですかね・・・・ さて・・・次はカメダですかね 亡き友人の母の仇くらい、私が取ってあげましょうかねふふふ、ははは、はーははは」
暗い海の上、ただジオットの笑い声のみが響いていた。



-数年後-

「トウヒさんは昔僕の父の仲間だったんですよね? 昔の僕の父ってどんな人だったんですか?」
「お前の親父か・・・まあお前よりは凄い操縦士だったな」
「そういうことを聞きたいんじゃなくて・・・普段の様子とかですね・・・」
「そうだな・・・俺とチヒロがくっつくまでに何度も馬鹿にされたなぁ・・・」
「お父さんはお母さんとくっつくまでに何回も殴られたんだってね、全く、お母さんはこんなお父さんのどこが良かったのか・・・」
「あんまりそんなこと言わないでくれよユイ、お父さん泣いちゃうぞー」
「そうだよ、ユイさん 君のお父さんは凄い操縦師で整備師なんだから」
「もう・・・全く 男の子ってこういうところが分からないよ・・・」
「そういうなって、ユイだって俺に似てる部分が沢山あるぞー?」
「やめてよーまったく、私がお父さんに似てる部分なんてぜーんぜん無いんだから!」
「ははは、ははははは」
「何がおかしいのよ、ユウ君」
「いや、だってやっぱり家族っていいなって思って  僕の父はもう居ないけどずっとトウヒさんが親みたいなものだし、ユイさんともずっと居るからもう姉弟みたいなものだし」
その言葉を言うと同時にユイに背中を叩かれるユウ
「痛いっ! なんで叩くのユイさんっ!」
「どうもこうも無い! もう知らない!!」
「あー待って、なんで怒ったのユイさん!」
部屋から出て行くユイを追いかけて一緒に出て行くユウ、その背中を見つめてトウヒは
(見てるか・・・クロエ お前との約束は・・・多分守れてるよ、ユウだってお前に似ていい操縦師になりそうだし、ユイのほかにもいろんな仲間が出来た・・・あいつだったら・・・きっとお前や母親の敵を取ってくれるよ・・・)
と昔自分を庇って消えた親友の背中をその子に重ねいつまでも眺めていた。



No.19

■捏造祭り:イベントSS 投稿者:ペケ [URL] 投稿日:2012/03/10(土) 10:19
鮮血の盗賊団小型イベント集

フェイ&カズ仲間イベント集

01「燃料が足りない?」

次の街へ行く最中クロエがふと呟いた
「しまった・・・燃料が微妙に足りない・・・」
その言葉を聞いてアケチが問いかける
「どうします?一旦少し戻って途中にあった街に下りて補給しますか?」
「そうするしかないかな・・・くそーしまったな・・・」

その会話を物陰から聞いてたフェイはカズに話しかける
「ねえねえ、カズ チャンスだよ! ここで私達が燃料を持ってくれば持たれてる悪いイメージも少しはよくなるかもだよ!」
「燃料ねぇ・・・ 少なくとも母艦に使う燃料の量じゃうちらの機体から取っても足りないと思うで? それはどうするんや?」
「へっへーん、戦ってないうちにカズ少し頭固くなった? ほら、私達にはあれがあるじゃない」
そう不敵な微笑をフェイは浮かべると、カズと共に格納庫の方へ走っていった

-数十分後-
「ほら!ユウ君 船の燃料、これくらいあれば足りるかな?」
「どうしたんですかフェイさんこんなに燃料を! 確かにこれだけあれば次の街には十分到着できますが」
「実はね、さっき近くを飛んでた船に相談してね、少しだけ燃料を分けてもらったんだ!」
「そうなんですか、とにかく良かった これだけあれば十分軌道修正しないで済むみます!ありがとうございます」
喜ぶユウと笑うフェイ その後ろでカズだけが微妙な表情をしていた。
(近くに飛んでた無名の母艦を叩き落として半分無理やり燃料を奪っておいてよくあの表情ができるなぁ・・・)


02「フェイとシアン」

ユウ達は武器の点検などのためにジパングにあるシアンの店に来ていた、調整の間彼女にフェイ達の話を聞いていた
「フェイさんとシアンさんはどういう関係なんですか?」
「私と彼女達はただの幼馴染さ、それ以上でもそれ以下でもないよ」
「そ、そうなんですか(ぼ、僕この人苦手だなぁ・・・何考えてるのか分からない)」
「それより、フェイ達はどうだ 元気にやってるか?」
「え、ええ・・・彼女達は彼女達なりにがんばってくれてます」
「そうか、それならよかった フェイもやっと居場所を見つけたんだな」
「居場所って・・・フェイさんはカズさんとずっと一緒に盗賊をしてたのでは?」
「違うよ、私が知る中ではむしろ盗賊だった期間が短いくらいだ、とにかく人の過去にとやかく言うつもりは無いが、彼女達は複雑なんだ」
「そ、そうなんですか・・・」
「ねえねえ、何の話をしてるのー?」
座っていたユウの後ろからフェイが首に手を回すようにして抱きつく
「ぐへぇ・・・」
「あー!! あんたユウになにしてくれてるのよー!!」
ユイがフェイに向かって叫ぶ
「へっへーんだ! いつまでも調整に時間掛けてるから暇なのよー ねえユウ君 遊びに行こうよ」
「あがが・・け、けどフェイさん ぼ、僕はまだシアンさんと話があるから・・・」
「むー 暇だなぁ・・・まったく、カズも何処かに行っちゃうし・・・」
「いいからユウ君から離れなさいよー!」
「く・・・首が・・・」
その様子を見てシアンは笑いを浮かべる
「はっはっは、ホントに良かったじゃないかフェイ 今の君は本当に楽しそうだ」


03「カズの心境」

カズは機体などの調整中、一人で街の中を歩いていた
「全く・・・何度見ても沢山人が居るところは慣れんな・・・こういう裏路地みたいな人気が少ないところの方が落ち着くわ・・・」
ユウたちの仲間に入ってから戦い続けることで心の不安な部分を隠していたカズは久々にゆっくりしていた。
その時、彼女に裏路地から話しかける人物が居た。
「これは、これは・・・我が軍の救世主カズさんではないですか・・・」
「誰や!?」
物陰に立って居るのは三人そのうちの一人が話を続ける。
「そんなに構えないでください、私達はあなたと戦いに来たわけじゃありません、私はパパヤガン そうですね、カメダ軍の幹部と言えば伝わりやすいですかね、私はあなたを誘いに来たんです」
「誘うだって・・・?」
「ええ、あなたのおかげでカメダ様は少し機能を失い、私達幹部にも作戦を遂行する機会が沢山巡ってきた、そしてそのための研究も沢山できるように、まさにいいこと尽くしでした」
「それに・・・あなたのその裏切った男の子供と仲間になって知らぬ顔で行動できる演技、ぜひとも私も見習いたいわ」
パパヤガンの後ろに居た女性ヨミチも会話に加わる。
「そんな・・・あれは演技なんかじゃ・・・」
「というかこのおばさんは誰? そんなに強い人なの?」
「こら・・ニノ・・この人はある意味で今の私達を作ったと言ってもいい人だ そんなことを言うのは止めなさい」
ニノと呼ばれた子供はそれでも納得できないような様子でそのままカズを見つめたまま黙った。
「おば・・・ていうか・・・あの軍はこんな子供でも仲間に加えるんやな・・・」
「子供っていうな、空中戦だったらもうとっくにおばさんのことなんて殺してるよ」
「ああ、そうかい うちだってな そんなに簡単に殺されるほど弱くはないわ」
「おっと、ここで争わないでくださいよ、今ここで騒ぎを起こしたってお互い何も利益はありません」
「そうよそうよ、本当に私達は交渉に来ただけ あなたを仲間にするためにね」
「俺はこんなおばさん仲間に加えたくはないんだけどなー 命令だから付いてきたんだ」
「まあ、そういうことでカズさん 本格的に私達の仲間に加わるつもりはないでしょうか? あなたならすぐに幹部にも上り詰められる、私はあなたから・・・本当は今抱えてるものを全て捨てて本気で戦いたいという心の声が聞こえますよ?」
「確かに・・・本気で戦えるってのはいい誘いやな」
しかし、カズは拳を壁に叩きつけ
「でもなぁ!うちにだってきちんとやるって決めたことがあるんや、だから悪いがその誘いには乗ることは出来ん」
その言葉にパパヤガン達は少し残念といった様子で(ニノ以外)
「そうですか・・・なら仕方ありません、ヨミチ・ニノ、引き上げますよ! カメダ様に自分に大きな傷を与えた人物を仲間に加えようとしていると悟られたら何を言われたことか」
「仕方ないわね・・・けど気が変わったなら言ってね、私は待ってるから」
「僕達を馬鹿にしたこと、おばさんに後悔させてあげるよ」
そして、三人は何事も無かったかの用に消えていった。
残されたカズは一人
「全く・・・嫌な奴らに目を付けられたもんや・・・」
と、一人呟き、ユウ達が居る場所へと戻っていった。


「あーカズどこに行ってたの? 一人で寂しかったんだから」
戻ると同時にフェイに話を掛けられる
「ああ、普通に散歩してただけや、すまんな」
「ううん、いいんだけどさ あれ?カズ・・・手から血が出てる」
慌ててカズは手を見る、するとさっき壁にたたきつけた手から少し血が流れ出している。
「あ、ほんとや きっとどっかで切ったんやな ほっとけば治る」
「駄目だよそんなの 大事になったらどうするの? ほら来て、治療してあげるから」
「まったく・・・フェイは昔からおせっかいさんやな」
「カズが無用心すぎるだけだよ、全く昔からそういうところは変わらないんだから」
ふと、フェイの心配した顔を見て カズは疑問に思ったことを聞く
「なあ、フェイはうちが突然居なくなったらどうする?」
するとフェイは途端に不安な顔をして。
「どうしたの・・・? もしかしてカズは何処かに行っちゃうの?」
「ち、違う違う! ふと疑問に思っただけや うちがフェイを置いていくわけないやん、ずっと昔から一緒におるんやから」
「そうだよね、よかった・・・カズは大切な親友なんだから・・・どこにも行っちゃやだよ?」
「ああ、約束する うちはずっとフェイと一緒におるから」
そう約束を交わして二人は皆の居る場所に戻っていった。



No.18

■捏造祭り:イベントSS 投稿者:ペケ [URL] 投稿日:2012/03/10(土) 10:19
カズイベント「過去の裏切り」

騎士の心の如く白い服に身を包んだ女性、カズがそこに居た
彼女はそこに集まっている人の中ではずば抜けて若く、しかしその若さには似合わない風格を持ち合わせていた。
女性を攫い、殺し続けるカメダ その目的をついに掴みその陰謀を阻止しようと考え戦力を集めるクロエ達の部隊の中「レジェンダリーアーサー」という軍から派遣されたカズは一人、集まりから外れ黄昏ていた。
通り名「カズ・シヴァル」軍の中でも突飛抜けて槍の扱いに長けている彼女は、カメダを撃つ為に援軍として各国の部隊から集められた、つまり傭兵の一人であった。
そんな彼女が周りと馴染めるわけも無く、こうして攻める前の待機時間、彼女は一人で居た。
そんな彼女に話しかける一人の男性、クロエの仲間でもあり親友のトウヒが居た
「よう、お嬢ちゃん やっぱりこの空気には馴染みにくいかい?」
「え? ああ・・いや・・・」
「自分はただの傭兵だから、カメダがしていることの大きさは分からない、そうじゃないのか?」
「いや・・・そうじゃない・・うちの友人が、カメダに親を殺されてる、その仇を取るために、ずっと戦ってきた・・・」
「そうなのかい、それはすまなかった けど、だとしたらその友人さんは?」
「ただの・・・一般人・・・ うちみたいな軍人じゃなくて・・・ただの人で守ってあげなきゃいけない人・・・最近はずっと一人にさせちゃってるけど・・・」
「そうかい、だったらこれが終わったらずっと一緒に居てやることだ、俺も前まで一人だったけど 子供とかが出来てからは一人になれなくなった やっぱり一人より大切な守るものがあったほうが人は輝くって今なら思うよ」
「だったら、あんたはこんなところでは死ねないんですね」
「おいおい、それじゃあ嬢ちゃんは死んでもいいみたいな言い方じゃないか 今日始めてあった奴でも死んだら駄目だ 俺達は全員、無事に帰ってくるんだ」
「ええ・・・できる限りがんばるとします」
そして彼女達の会話は終わった 知りうる限り、若い二人の会話はこれで最初で最後だったのかもしれない。


カメダの母艦の中心部に近い位置、交戦が始まってかなりの時間が経った、そして彼女はカメダの居る部屋に向かっていた
その時、彼女の心境は戦闘前に会話したトウヒの言葉が何重にも渦巻いていた。
そして彼女が中心部にたどり着いた時、ちょうどクロエとカメダが戦っている途中だった。
二人とも既に全力といった感じで最後の最後を詰めきれない、といった感じになっていた。
「あ、あなたは確か援軍の・・・カズさん、ちょうどいいところに来た・・・二人居れば押し切れる・・・」
その言葉は彼女の耳に入ったのだろうか それが分からないくらい彼女の眼は濁っていて、その意識は思考の方に当てられていた
(これが終わったらずっと一緒に居てやることだ・・・か・・・これが終わったらうちはまた傭兵・・・きっとフェイはまた一人になってしまう・・・)
「カズさん?」
「え? あ・・・ああ・・・」
「助けに来てくれたんですよね・・・? もう少しでカメダを追い詰められそうなんです、どうか手を貸してください!」
(カメダ・・・そうや・・カメダや・・・ フェイの母親の仇の・・・けど・・ここでカメダを撃って・・フェイに言っても・・・結局フェイは一人・・・何も変わらないんやないか・・・?)
(ずっと二人で居れる道か・・・そんなん・・・あるんかな・・・)
彼女の意識は戦場でなく、完全に昔二人で話していたことに向いていた)

「わたしはねー! おっきくなったらとうぞくさんになるんだー なかまがいっぱいいてー ずがーんとかばこーんとかしてたくさんものをあつめるんだー」
「まあべつにゆめがあるのはいいんやけどなー なんでそんなにわるそうなゆめなん? ひとをたすけるとかそんなしごとのほうがいいやん」
「それはね・・・いくらえらくて、そのひとがただしかったとしてもそれがかならずしもせいぎじゃないから みんなにしたわれてるぐんじんでもわたしのおかあさんはまもってもらえなかった だからわたしはじぶんなりのせいぎでおかあさんのかたきをとるんだー」

その言葉を思い出した瞬間、既にもう彼女の心は決まっていた。
自分なりの正義、それを果たそうと決め・・自分の親友とずっと一緒に居ようと心に近い、それを何度も反芻した。
そして彼女は・・・・

クロエの心臓を槍で貫いた。

「がっ・・・はっ・・・・」
クロエはまるで信じられないといった表情でカズを見た。
カズの表情は氷のように、着ていた純白の服は返り血で真っ赤に染まっていた。
「な・・・いったい何が起こってるでやんす・・・」
それまでクロエと戦っていたカメダでさえも、状況を理解出来ないようだった。
彼女の眼には先ほどまでの迷いは無く、むしろ道を見つけたぐらいに輝いていた。
クロエの動きが止まり床に倒れたと同時にカズはカメダに向かって歩き出す
「も、もしかして助けてくれたでやんすか・・?ってうぎゃあああああああああ」
話しかけるカメダの足をカズは槍で貫く。
「勘違いするな、あんたもうちらがいずれ殺す。 これは取引や
私はあんたの命を救ってやった、だからうちはお前の船と物資を頂いていく」
「そ、そんな理不尽なぁぁぁ」
そしてカズはカメダの船から飛行艇と物資を強奪して脱出した、それと同時にリーダーのクロエがやられたのを悟ったためか、トウヒ達が母艦から脱出する姿が遠めから伺える。
「すまんな・・・だけど、これがうちが決めた道や・・・」
こうしてクロエのカメダ討伐作戦は彼女の裏切りによって失敗に終わった、その失敗の原因は一部の人間にしか知らず、そのまま闇に葬りさられた。

退却する飛行船の中トウヒはふと呟く
「くそ・・・まさかクロエが死んでしまうとは・・・しかし嬢ちゃんの姿が見当たらない・・・本当に死んじまったのか・・・?
守りたい・・・友人が居るんだろ・・・?クソ・・・」
無くなった片足を補いながらも国に帰還したトウヒは友人達に作戦の失敗を伝えたという。

そして数ヶ月後カズも国に戻り、友人のシアンと盗賊を始めるための準備をしていた。

「しかし意外だな、任務には忠実だった君が 最後の最後で仕事より友人を選び、軍も抜けてしまうとは これだけは私の采配ミスといったところか」
「ふん・・・軍を抜けたことは謝るが、それ以外のところはうちの勝手やろ、アンタに言われる筋合いもない」
「いやいや攻めてなんて居ないさ、むしろこの国にとっては貴重な飛行艇を持ち帰ってきてくれただけでも私にとってはプラスさ、他の武器とかもな」
「これであんたとうちは共犯や、あと・・・このことはフェイには絶対言うな、親の仇を見逃したのは唯一うちの汚点や」
「別にそれならフェイに仇を直接取らせたかったとでも言えばいいじゃないか、そんなに気にすることでもない」
「無理や・・・うちの中でこれだけは拭いきれない、この服の赤はそれを忘れないため、復讐の血の色なんや」
「そういえば君は白い服を着なくなったな、軍隊の頃はほとんど白い服だったのに」
「ああ・・・一度他の色に染まった白は・・・もう決して白には戻れない・・・昔は・・それを知らんかったからかもしれんな」
「はっはっは、君らしくもない、哲学的なことを言うじゃないか だったら私からも一つ教えてやろう、復讐や裏切りと言った意味を含む花言葉を持つ花の色はほとんどが赤や紫なんだ、今の君には似合っている」
二人の話が一段落した時、フェイがちょうど部屋に入ってくる。
「何々?どうしたの? 何の話?」
「いや・・・別に何でもない うちとあんたの盗賊団の話や」
「ああ、そうそう 盗賊団の名前決めたんだ! 鮮血の盗賊団!私の髪の赤とカズの服の色で鮮血の盗賊団!」
「ブッ・・・ふっふっふ・・・」
「どうしたの?シアン 私変なこと言った?」
「いや・・何でも無いフフッ いいじゃないか鮮血 君やカズに似合う言葉だ」
「そうでしょ? ねえ、カズはどう?」
「いいんやないか フェイがそうしたいなら」
「そうだよね? うーんよかったよかった、じゃあ私は訓練に戻るからね シアン、飛行艇の調整とか頼んだからねー」
「ああ、任せておけ 君達に似合う機体に仕上げておくさ」
そうしてフェイは部屋から出て行く 軍の戦闘訓練に戻るらしい
「で、いいのか君は フェイに合わせてしまって」
「構わんよ、うちはフェイに付いて行くから、それが唯一の罪滅ぼしってもんや」
「まあ・・・これ以上私が口を出すことは無いさ、君達が盗賊になったらなったで、こちらの得にもなるからな」
「まったく・・・うちはほんとにあんたが何を考えてるのか分からんわ」

こうして彼女は友人のフェイと共に盗賊になった、自分自身が犯した過ちをずっと胸に抱えて。
しかし彼女はその後、裏切った男の子共の仲間に加わることになる。
その後運命がどう傾くのかはまだ誰にも分からなかった。



【フェイ&カズが加入後にトウヒと会うイベントが発生した時に発生】

今日は久しぶりに機体のチェックと仲間をトウヒさんに紹介するために街まで来た
なんでかカズさんは最後まで乗り気じゃなかったけど、連れてくることが出来た
「トウヒさん、僕らに新しい仲間が出来たんですよ」
「ほう・・・それは良かったなユウ なかなか姿も様になってきたじゃねぇか、まるでお前の親父さんみたいだぜ」
「あ、ありがとうございます! それでこちらが仲間になったフェイさんとカズさん とっても戦闘技術が高いんですよ」
するとカズを見たトウヒが一言驚いたように呟いた
「お嬢ちゃん、何処かであったことないかい?」
「お父さんそれセクハラ」
ユイに言われるとトウヒは自分の中で間違いを正すように
「いやそんなことじゃなくて、うーむ違うよな 俺が前に合ったことあるのは、もう少し迷いを持った目をしてたし、そんな人生全てを恨んだような目じゃなかったよな・・・すまないな、お嬢ちゃん 初めて会ったのにこんな失礼なこと言っちゃって、これはおっさんの独り言だ  しっかし・・・結局最後まで見なかったけど生きてるのかねぇ・・・あの子は」
その言葉を聞いたカズはふと、微笑むように
「いえ・・・分からないですが、うちに似てるんだったら、その子には後悔無く、しっかり明るく生きていて欲しいですね」
と呟いた。




No.17

■捏造祭り  クロマツ連続イベント 投稿者:トミーズ・ぞいや 投稿日:2012/03/10(土) 00:45
・鉄道開通寸前にテロ予告がされる。

・ベルネから開通式典としてオルドルまで走る列車の護衛を頼まれる。

クエスト「ドキドキ列車大爆走」

幸花組と共にテロから列車を守るクエスト。
最初に護衛の方法で列車に乗車するか、飛行艇か選べる

飛行艇でもクリアは可能だが、連続イベント終了
→(飛行艇ルート)
空中戦でカメダ軍団偵察機×1が3回、最終日にカメダ軍団戦闘艇×4あるが、連戦ではない。列車が一定以上被弾するとクエスト失敗。


→(乗車ルート)
リヴィエラ鉄道 リール中央駅 新オルドル方面行き 改札口
ベルネ「では、私は先にオルドルへ向かいます。護衛の方はお願いします。」
クロエ「任せてください。列車を無事にオルドルへ送り届けます。」
アケチ「ボクらはファッティホエール号で空からのテロに備えるから。」
ユイ「ユウも気をつけてね。」
クロマツ「ほお、おめぇらも護衛に参加するのか。」
クロエ「クロマツさん、ってことはあなたも?」
ベルネ「テロ予告のことをキオカ会長に申しましたら、クロマツさんはじめ精鋭を貸してくださりまして。」
クロエ「そうなんですか。それは心強い。」
ユイ「クロマツさん、ユウのことお願いします。」
クロマツ「おう。んじゃあな、また列車で。」

リヴィエラ鉄道 リール中央駅 新オルドル方面行き ホーム
ティオ「あ!あなた、」
クロマツ「ん?」
ティオ「この前助けていただいた方ですよね。」
クロマツ「あぁ、あん時の譲ちゃんか。今日はどうした。」
ティオ「私これでもリヴィエラ鉄道の車掌なんですよ。今日はオルドルまでの運転手で来たんです。」
クロマツ「ふぅ~ん。ま、せいぜい安全運転で頼むぜ。」
ティオ「はい!あの...」
クロマツ「なんだ。」
ティオ「お名前を聞いても、」
クロマツ「クロマツだ。」
ティオ「わたしティオといいます。あ、じゃあわたし行きますので。」
クロマツ「おう。」
ティオ(タッタッタッタッタッタッ)
クロマツ「...なんだかな。」
幸花会構成員「どうしたんすか、クロマツさん。」
クロマツ「なんでもねぇよ、ほらいくぞ。」
幸花会構成員「ちょっ、待ってくださいよ!」


会話イベント1(一日目昼)
クロエ「今のところ何も起こらないな。この調子でオルドルまで行ければいいのにな。」
クロマツ「油断するな、いつ仕掛けてくるかわかんねぇぞ。」
クロエ「わかってますよ。それより、そのえらく大きな荷物は何ですね。」
クロマツ「空からの攻撃に備えて持ってきたグレネードランチャーだ。念のため、ってヤツだ。」
ティオ「お二人さん、どうですか乗り心地は」
クロエ「とても快適です。」
クロマツ「悪くはねぇな。ってお前運転はどうしたんだよ!」
ティオ「他の人に代わってもらったんです。長時間の運転は疲れるので。」
クロマツ「そっか。」
クロエ「しかし、こんなかわいい子が車掌なんて信じられないですね。」
ティオ「お世辞を言っても何も出ませんからな。」
クロマツ「...」


会話イベント2(一日目夜)
クロマツ「...(ガラガラ)」
クロエ「どうしました、列車酔いですか?」
クロマツ「しっ!...」
クロエ「?(こんな夜中に双眼鏡なんか出して)」
クロマツ「...敵だ!三時の方角に一機!」
クロエ「えぇ!じゃあ、急いで知らせないと、」
クロマツ「ちょっと耳塞いでろ。(ドゴーン!!)」
(ヒュ~、ボーーン!!)
クロエ「一発で戦闘艇を落とした。」
クロマツ「さて、寝るか。」
クロエ「...(元空軍とは聞いてたけど、すごい人だ。)」


会話イベント3(二日目昼)
クロマツ「...なんか用か。」
ティオ「いえ、ちょっと暇だったので、ご迷惑でしたか。」
クロマツ「別に、構わねぇよ。」
ティオ「あれ、クロエさんは?」
クロマツ「さっき便所に行っちまった。」
ティオ「そうですか。あの、座ってもいいですか。」
クロマツ「好きにしろ。」
ティオ「...」
クロマツ「...なぁ、」
ティオ「は、はい!」
クロマツ「お前はなんで駅員になったんだ。」
ティオ「わたし、捨て子だったんです。」
クロマツ「!」
ティオ「十数年前にリール中央駅の待合室に捨てられていたところを当時の駅員に拾われて、それからずっと駅で育てられたんです。」
クロマツ「そうだったのか。辛いこと聞いちまったな。」
ティオ「いいんですよ。この職についたのも私の意思ですし、それに」
クロマツ「それに?」
ティオ「町から町へ、駅から駅へ、人から人へ…大切なものを届ける仕事って、素敵だと思いませんか?」
クロマツ「...ふっ、(ガシガシ)」
ティオ「ちょっと、なにするんですか!」
クロマツ「おめぇはえらいよ。たいしたもんだ。」
ティオ「えへへ、なんか照れますね。でも女性の頭をこするなんてひどいですよ。」
クロマツ「わりぃわりぃ、」
ティオ「もう~。あ、そろそろ交代の時間なのでわたしはこれで、」
クロマツ「そうか、じゃあな。」
ティオ「また話し相手になってくださいね」
クロマツ「お、おう。」
ティオ「ではまた、(タッタッタッタッタッ)」
クロエ「ふぅ~、少し食べ過ぎたかな。あれ、どうかしました。」
クロマツ「なんでもねぇよ。」


戦闘イベント
ティオ((ご乗車の皆様へ、まもなくオルドルに着きます。))
クロエ「何とか無事に着きそうですね。」
クロマツ「そうでもねぇぜ。」
クロエ「え?」
クロマツ「妙だと思わねぇか。テロにしては来るのは偵察機程度の小型機ばかり。」
クロエ「たしかに小型機が何度か襲ってきただけでしたね。」
クロマツ「なんか引っかか」
(ドカ~~~~~ン)
クロエ「何だ!」
クロマツ「おいどうした!」
幸花会構成員「大変です!この先の線路が爆破されやした。」
クロマツ「なんだと!」
クロエ「このままじゃあ、脱線するぞ。」
クロマツ「クソッ!(タッタッタッタッタッ)」
クロエ「あ、待ってくだ、」
(ダダダダダダダダッ)
クロエ「うわっ、今度は何だよ!」
幸花会構成員「上空から撃ってきやがった。」
クロエ「ファッティホエールはどうした!」
幸花会構成員「敵戦闘艇と交戦中だ。とてもこっちまで手が回らねぇよ。」
クロエ「しかたない、こっちで片付けるか。」

ティオ「...」
クロマツ「おい、おい!しっかりしろ!」
ティオ「くっ...クロマツ...さん。」
クロマツ「気がついたか。」
ティオ「わたし、そうだ。爆発の振動で」
クロマツ「気ぃ失ってたんだよ。それより、列車を止めねぇとこのままじゃあ列車ごとおじゃんだ。」
ティオ「えぇ!?何がどうな、」
クロマツ「説明は後だ。早く列車を止めてくれ。」
ティオ「は、はい!」
(ガッ)
ティオ「あれ?おかしいな。ブレーキが」
クロマツ「おい、どうしたんだよ。」
ティオ「ブレーキが硬くて動かないんです。」
クロマツ「なっ!」
ティオ「どうしよう...」
クロマツ「諦めんな、二人で引けば動く。」
ティオ「で、でも...」
(パンッ)
ティオ「!」
クロマツ「大切なものを届けるのがおめぇの夢なんだろ。その夢を諦めてもいいのかよ!」
ティオ「いやだ、諦めたくない。」
クロマツ「オレも同じだ、こんなところで諦めてたまるか!」
ティオ「クロマツさん...」
クロマツ「いいかしっかり握ってろよ。」
ティオ「はい!」
クロマツ・ティオ「「せーの!!」」

(キイィィィィィィーーーーーーーーーーーーーー!!!)

クロエ「うわあぁぁ。(ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ) と、止まった...」
幸花会構成員「見てぇだな。よし、野郎共ぉ!外に出て向かい撃つぞ。」
幸花会 精鋭部隊「「「「「「「「「「「「オォーーーーーーーー!!!!!」」」」」」」」」」」」
クロエ「こっちも負けてられないな。」
クロマツ「ちょっと待て!」
ティオ「わたし達も戦います。」
クロエ「クロマツさん、ティオ、無事でしたか。」
クロマツ「喜ぶのはまだ早いぜ。いくぞ!」
クロエ・ティオ「「はい!」」

白兵戦(カメダ軍団戦闘員×2、カメダ軍団エリート戦闘員×1)※クロエ、クロマツ、ティオの3人で戦う。

クロマツ「あらかた片付いたみてぇだな。」
クロエ「危なかったー。」
ティオ「でも、どうしましょう。線路があれじゃ」
クロエ「それなら大丈夫。ベルネさんに頼まれて資材を少し預かってきたから。」
クロマツ「それに土木工事はオレらの専売特許だ。心配いらねぇ。なあ、おめぇら!」
幸花会 精鋭部隊「合点承知之助。」「腕がなるぜ。」「幸花会の底力見せてやらぁ。」
ティオ「クロエさん、クロマツさん、皆さん...ありがとうございます。」

(翌日)
ティオ((まもなくオルドル、オルドルです。))
クロエ「まさか一日で修復するとは、」
クロマツ「だから言ったろ、心配いらねぇって。」
幸花会 精鋭部隊「「「「「「「「「「「「グカァーーーZzz(~皿~)ーーー...」」」」」」」」」」」」
クロマツ「さすがに徹夜明けで疲れちまったみてぇだが。」
クロエ「はぁ(苦笑)」
クロマツ「ふわぁー、ちぃーと顔洗ってくるか。」

(無言でティオが近づいてくる)
ティオ「...クロマツさんって、」
クロエ「ん?」
ティオ「クロマツさんってすごいですね。強いしかっこいいし頭も良くて...とってもやさしい。」
クロエ「ホント、ただの強面のおっさんにしか見えないのに。不思議な人だよ。」
ティオ「でもそういうところが...///(小声)」
クロエ「ん?何か言った。」
ティオ「えっ、ん~んなんでもないよ。ただの独り言だから///」
クロエ「? 顔赤いよ。」
ティオ「ほ、ホントになんでもないから!じゃ、じゃあね(シューーーーーーン)」
クロエ「行っちゃった。」

(それからそれから)
リヴィエラ鉄道 オルドル駅 ホーム
ベルネ「予定より少し到着が遅れましたが、列車は無事のようですね。」
クロエ「一時はどうなるかと思ったけど」
ユイ「線路が爆破されて脱線しちゃうと思ってひやひやしたんだから。」
アケチ「あの時の列車のスピードでは本当にきわどい確立でしたよ。」
クロエ「それもこれもティオが止めてくれたおかげだよ。」
ティオ「いえいえ、わたしは何もしてませんよ。あの人が、クロマツさんが私に勇気をくれたんです。」
ユイ「へぇ~、クロマツさんがね。(ニヤニヤ)」
ティオ「な、何ですか!?」
ユイ「別にぃ~(ニヤニヤ)」
アケチ「その張本人のクロマツさんが見当たりませんが、」
クロエ「ホントだ、さっきまでそこにいたのに」
ティオ「...」
ベルネ「ティオ。」
ティオ「は、はい。」
ベルネ「いつかまた会えますよ。」
ティオ「会えますかね。」
ベルネ「あえます、きっと。クロエさん、」
クロエ「なんですか。」
ベルネ「今回の報酬ですが、こちらのリストから欲しい部品を好きなだけ選んでください。」
ユイ「嘘!どれもめったに手に入らない飛行パーツばっかり。」
アケチ「しかも好きなだけですと。」
クロエ「い、いいんですか。」
ベルネ「あなた方は相応の、いえそれ以上の働きをしてくれました。当然です。」
三人「「「ありがとうございます。」」」

クエストクリア



No.16

■捏造祭り  クロマツ連続イベント 投稿者:トミーズ・ぞいや 投稿日:2012/03/10(土) 00:45

お借りしたキャラ:タワシさん(クロエくん、ユイちゃん、アケチくん) 文一郎さん(ベルネさん、ティオちゃん)

クロマツ連続イベント
※クロマツとの勝負に勝っている、スウォンが仲間にいることが必須
工事現場うろつきでイベント発生
・クロマツにコーヒーを入れてもらう

・クロマツとスウォンの会話1(初めて出会った時のこと)

・クロマツとスウォンの会話2(スウォンの体を気遣う)

・クロマツとスウォンの会話3(軍を離れて別れた二人の生き様)

・仕事を手伝う。

・上記のイベントを5回行う。

・現場視察にベルネとティオがやってくる。

・構成員にからまれるティオをクロマツが助ける。

クロエ「ん?」
幸花会構成員A「いいじゃねぇかよ、ちょっと付き合えや。」
ティオ「やめてください、困ります。」
幸花会構成員B「困った顔もかわいいぜ。」
幸花会構成員C「大丈夫だって、おじさん達と楽しいことしようぜ。」
ティオ「いい加減にしないと怒りますよ。」
幸花会構成員A「うるせぇ!つべこべ言わずについてこい!」
ティオ「キャッ!!」
クロエ「あんたらいい加減にしろ!」
幸花会構成員B「あぁ!なんだ、ガキは引っ込んでろや!」
幸花会構成員A「ガキは家に帰ってママのおっぱいでも吸ってな。」
クロエ「なんだっと!!」
幸花会構成員C「それともなにか。痛い目に会いてぇのか!」
クロマツ「誰が痛い目に会うって?」
幸花会構成員ABC「「「! ク、クロマツ...さん。」」」
クロマツ「おめぇら、分かってんだろうな!(ギロッ)」
幸花会構成員A「い、いえ。こ、これは、その...」
クロマツ「堅気の人間に手ぇ出すなとあれほど言ってただろがっ!」
幸花会構成員B「ひいっ!」
幸花会構成員BC「「スンマせんでした!(タッタッタッタッタッ)」」
幸花会構成員A「おい、こら!おれを置いて行くな!(タッタッタッタッタッ)」
クロマツ「たくっ...大丈夫だったかい譲ちゃん。」
ティオ「は、はい。平気です。」
クロマツ「そうか、よかった。クロエもすまなかったな。」
クロエ「いえいえ、しかし大変ですね。」
クロマツ「なぁに、昔っからあーいう連中を仕切るのは慣れてるからな。それより、今日は何か用か。」
クロエ「そうだ、キオカさんに呼ばれてたんだ。」
クロマツ「なら案内してやるよ。ついてきな。」

ティオ「...///あ、名前聞きそびれちゃった。」



No.15

■イベント 「ステンシルの正体は?」 投稿者:ヘイム 投稿日:2012/03/07(水) 22:00
一枚絵 14

昼 ファッティホエール号 甲板

ジョージ「クロエさん、ちょっとお願いがあるのですが」
主「なんですか、ジョージさん」
ジョージ「以前お話していた奴隷市場の捜査。あれについてなんですがね」
主「はい」
ジョージ「糸口になりそうな手がかりを見つけたんですよ」
主「えっ!」
アケチ「搬送場面でも目撃したんですか?」
ジョージ「いいえ。そこまで明確な証拠は絶対に出てこないでしょう」
主「…つまり、全くの予想外なところからの手がかりだと?」
ジョージ「その通りです。ここ数年前から、このネグロは都市と貧困層のエリアを分ける計画が進められていることはご存知ですよね?」
主「ああ、あのバカでかい壁を作るっていう…」
ジョージ「そうです。ではその壁に、たくさんの落書きがあることはご存知ですか?」
主「まあ、あれだけたくさんありますし。でも、どうしてそんな話を?」
ジョージ「実はその落書きに、反政治的なメッセージが込められたものが含まれているんですよ」
主「!」
アケチ「グラフィティ、っていうやつですか」
ジョージ「はい。そしてそのメッセージは奴隷市場があることを暗に示したものや、この国のあり方を皮肉ったもの」
    「果てはネヴィルにとって都合が悪いであろう情報を書いたものまである」
主「でも、そんなものすぐに消されるんじゃ…」
ジョージ「はい。現にそれらは一週間と持たず街の公安によって消されている」
アケチ「元々街の景観を損ねる、っていう名分がありますもんね」
ジョージ「ええ。ですが問題はここからなんです。そのグラフィティには必ず"stencil"と書かれているんです」
主「stencil?」
アケチ「美術用語の一種だよ。簡単に言うと切り絵ってあるだろ?あれを作って、紙に置く」
   「その上から絵の具を塗って紙に絵を反転させるんだ」
主「へえ」
ジョージ「正確には"ステンシルプレート"ですね。テンプレートとも呼ばれているようですが」
    「それがチーム名なのかはわかりませんが、次第に模倣者が現れ、今では様々な名前を書き込んだグラフィティが壁に溢れるようになった」
    「ですが、先ほどのstencilが書かれているグラフィティだけは字体がまったく一緒なんですよ。歪みもない」
主「!」
アケチ「文字通り、ステンシルプレートを使って書かれた文字だと」
ジョージ「間違いなくそうでしょう。そして街の役場に確認したところ、このグラフィティの描き主が最初のグラフィティを描いた人物でもある」
主「その人物にコンタクトをとりたいから、俺達に協力してほしいってことですね」
ジョージ「話が早くて助かります。協力していただけますか?」
主・アケチ「はい!」



そして・・・



夜 ネグロ貧困層エリア 「壁」付近

主「本当だ…どれも貼り付けたみたいに同じ字体だ」
アケチ「よくこんなのに気づきましたね」
ジョージ「ははは、手がかりは少しでもほしいですから。捜査の基本ですよ」
主(絶対この人だけだと思う…)


誰か助けて! 私を助けて! みんなを助けて!  stencil

豚は草を 人は豚を ネグロは人を食べる  stencil

私達の可能性を吸い上げてできた宿木は住みやすいですか?  stencil

この国の地下には働かされアリがたくさんだ!キリギリスは悠々自適に日差しを浴びているのに  stencil

悪魔は親切 天使は無慈悲 貴族は残酷 私はどれもいらない  stencil


アケチ「他のグラフィティは『俺は最強』とか『世の中反転』とかわけわかんないけど、確かにこのstencilだけはなんか違うね」
主「結構面白いな」
ジョージ「一緒に描かれてる絵のほうはバリエーション豊かなんですけどね。おかげで気づくのに時間がかかりましたよ」
主「それで、どんな人か目星はついてるんですか?」
ジョージ「ええ。間違いなく犯人はこの貧困層エリアにいます」
アケチ「犯人って…」
ジョージ「まぁ、一応落書きは軽犯罪ですから。捜査のきっかけになったので、情状酌量の余地は大いにありますよ」
主(……………)
ジョージ「さて、そろそろいいですか?」
アケチ「え?何がですか」
ジョージ「犯人がどの時間帯に・どのエリアに描くかはここ数週間張り込んで調べておきましたから」
主「間違いなくってそういうことですか!!」
アケチ「僕らは実際に捕まえる手伝いなわけですね…」
ジョージ「すみませんねぇ。警察は確証がないと動けないもので」
主・アケチ(……………)



そして・・・



主(あの大男ですか?)
ジョージ(いえ、違います)
アケチ(じゃあ、あっちの細身の)
ジョージ(いいえ)
主(誰もかれも怪しいな…)
アケチ(チームって何人ぐらいだったんですか?)
ジョージ(一人です)
主・アケチ「「一人ィ!?」」
ジョージ(大声出さないでください)
主(す、すみません。でも一人って…いくらなんでもあれだけのグラフィティを描くにはちょっと)
ジョージ(一人だからこそ、だと思います。複数だと足がつきやすくなりますから)
アケチ(じゃあもっと人気がなくなってから現れるわけですか…)
ジョージ(いえ、ちょうど現れたようですよ。あれです)
主(!)
アケチ(ど、どんなやつだろう?)

………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………

アケチ(お、女の子~~~~!?)
ジョージ(最近の子は逞しいですね)
アケチ(いやそうじゃないでしょう!本当にあの子なんですか!?)
ジョージ(現にあそこで描き始めてるじゃないですか。…ん、クロエさんどうしました?)
主(モモカじゃないか!)
ジョージ(おや、お知り合いでしたか。なら楽に捕まえられそうですね)
アケチ(クロエ、いつ知り合ったの?)
主(この前、模擬戦のペイント弾で機体汚したときあっただろ。あの子塗装工でさ、ユイさんに怒られる前になんとかしようと困ってる時に助けてもらったんだ)
アケチ(ああ、あのときの…じゃあ、『予想外の出費』って嘆いてたのも)
主(彼女に支払ったから。腕は良いみたいだけど、ぼったくられたよ)
ジョージ(それは災難でしたねぇ。…と、そろそろ描き終わりそうですよ)
主(よし、1・2・3で分かれていくぞ)
アケチ(うん)
ジョージ(お願いします)


1……2……3!


モモカ「!!」
アケチ「おっと、ここは通さないよ!…って、うわああああああ!!!」


プシューーーーーーーーーーーッ!!!!!!


アケチ「うわあああ、目の前が見えない!メガネがベトベトだ!」
ジョージ「アケチさん落ち着いてください!クロエさん、彼女を止めてください!」
主「はい!おーい、モモカ!俺だよ!クロエだ!待ってくれ!」


モモカ「!?……………ああ、あのときの…クロエさん…だっけ?」
主「そうそう、クロエだよ。あのときはありがとう。おかげで助かったよ」
モモカ「それはなにより。でも何でこんなトコにいるの?何を見た?アタシをどうするつもり?」
ジョージ「ちょっと話が聞きたいだけですよ。はじめまして、可愛らしいお嬢さん。警察官のジョージ・ウーズクと申します」
モモカ「…警察?ああ、ネヴィルにくっついて甘い汁吸ってる人達ね」
ジョージ「まだ子供なのによく知ってますね。否定はしませんよ」
モモカ「アタシはもう14歳だから子供じゃない。…あとヒテイって何?」
主「…?何で甘い汁とかの表現は知ってるのに『否定』は知らないんだ?」
モモカ「…ミステリアスでいいじゃない。っていうかアタシもう寝たいんだけど」
ジョージ「そうですね、もうこんな遅い時間ですから。よかったら家まで送ってあげますよ?」
モモカ「いらない。そもそもアタシ家なんてないし」
主「え…」
モモカ「この辺の人達みんなそうだよ。家があるのは壁の向こうの人達だけ」
主「じゃ、じゃあ君はどこで寝るんだ」
モモカ「アタシ達はみんなドヤで寝てる」
主「『ドヤ』?」
ジョージ「日雇い労働者の宿のことですよ。宿をひっくり返した言葉です」
モモカ「アタシのドヤは…狭いし、最近仕事も少ないから食糧も少ないし…うう、言ってて悲しくなってきた」
主「じゃ、じゃあさ、俺の船に来なよ。ちょっと聞きたいこともあるし」
モモカ「イヤ!」
ジョージ「ずいぶん嫌われましたね」
モモカ「当たり前じゃん。警察なんてついてったら、またあそこに連れてかれるに決まってる」
主「あそこ?」
モモカ「…!なんでもない!いいからさっさと帰らせてよね」
ジョージ「まあまあ、とって食おうってわけじゃないですから落ち着いてください」
モモカ「しつこい!」
ジョージ「ふう…仕方ないですね。アケチさん、お願いします」
モモカ「え」
アケチ「よーーーーーくーーーーーもーーーーー」


ガシィィィィッ!!


モモカ「きゃああああああ!!い、いふぁい いふぁい いふぁい いふぁい!」
アケチ「よくも僕のメガネをぉぉおお…これ高いんだぞぉおぉおぉ!!」
モモカ「いふぁい いふぁい いふぁい はなふぇ! はなふぃて! ふええええええええええん」
ジョージ「はい、ご苦労様でした。彼女のドヤは狭いらしいですから、クロエさんの船に行きましょう」
    「こんな時間に女の子をほっとくのは警察として見逃せませんからね」
主(………………)



そして・・・



朝 ファッティホエール号 ブリッジ

ユイ「…なるほど、大変だったわね」
アケチ「ホントだよ。結局メガネはダメになっちゃったし…ああ~、お金が~。ユイさん…」
ユイ「ダメ。」
アケチ「うう…言う前に…」
ジョージ「おはようございます、いい天気ですね」
主「おはようございます。昨日はお疲れさまでした」
ジョージ「いえいえ、こちらこそご協力ありがとうございます。さて、後は彼女が起きてくるのを待つだけですね」
主「ユイさん、モモカは?」
ユイ「下の個室で寝かせてるわよ。ホントはおフロとか入れてあげようと思ったんだけどね…どうしても嫌がって」
アケチ「あんなに汚れてたのに?」
主「え、汚れてたっけ?」
ジョージ「彼女の手のひら、見てなかったんですか?塗料まみれの上にマメだらけでしたよ」
主「そうなんだ…」
ユイ「あと、不思議だったのは帽子ね。寝静まってから覗いてみたんだけど、寝てるときもはずしてないのよ。変な子ね」
主「なんだそりゃ?なにか思い入れでもあるのかな?」
ジョージ「いえ、むしろ…」
主「何かわかるんですか、ジョージさん?」
ジョージ「なんでもありません」


ガチャリ


モモカ「………………」
主「あ、おはようモモカ。よく眠れた?」
モモカ「ご飯と寝床、ありがとうございました」
主「ああ、いいよ別に。それよりも」
モモカ「グラフィティは出来心で描きました。反省しています」
主「え?」
モモカ「今日は空族さん相手の仕事があるので職務質問は手短にお願いします」
主「ちょっと待ってくれ、何を言って…」
モモカ「もうしませんから!だから帰らせてください!」
主「ちょっと落ち着けって!お前なんか変だぞ!」
モモカ「アタシもう大人だから物事の分別はわかってます!ちょっと魔が差したんです!」
   「罰金はきちんと支払いますし、セキニン取ってグラフィティも消しますから」


パン!


ジョージ「いい加減にしなさい!!そんな風に、目も耳も塞いでわめき散らすあなたのどこが大人ですか!!」
    「大人と言い張るのならきちんと相手の目をみて話して、相手の話にしっかりと耳を傾けなさい!」
モモカ「ひっく…ぐす…うっく…ひく…」
ジョージ「……大声をあげたから喉が渇きましたね。すみませんがユイさん、飲み物を持ってきてくれませんか?」
    「ちょっと皆さんでお茶にしましょう」
ユイ「はい。わかりました」
アケチ「あ、僕も手伝うよ」



そして・・・



ジョージ「落ち着きましたか?」
モモカ「うん…」
ジョージ「さっきはぶってすみませんね。痛みますか?」
モモカ「大丈夫」
ジョージ「よかった。…さて、昨日言ったとおり私達はただ話を聞きたいだけです」
    「話したくないことには答えなくてかまいません。いいですか?」
モモカ(こくん)
ジョージ「ではまず、なぜグラフィティを描いていたのですか?」
モモカ「…自分がここにいるってショーメイをしたかったから」
アケチ「それは痕跡にしかならないような…」


ポカッ!


ユイ「黙って聞いときなさい」
アケチ「はい…」
ジョージ「…コホン。次に、なぜあなたのグラフィティには、stencilという文字がいつも綺麗に書かれてるんですか?」
モモカ「…うわ。そんなとこまで見てるなんて…ストーカー?」
ジョージ「警察なんて、みんなそんなものですよ」
主(絶対違う…)
モモカ「アタシがそのグラフィティを描いたっていうショーメイ。文字はこれを使って書いた」
主「うわ、昨日の塗料でベタベタじゃないか。ちょっと貸し…」


バッ!


モモカ「触んないで」
主「う、ごめん」
ジョージ「では次に、2年ほど前から…そう、あの壁が作られ始めてから描いてますよね」
    「なぜあの壁にしか描かないのか、そして描き始めたのか教えてくれますか?」
モモカ「塗装の練習にちょうどいい壁だったから。塗装工として独り立ちしたのもそのときだし」
ジョージ「ふむ…ちょっと話は変わりますが、あなた、家族は?」
モモカ「!…いない。ずっと一人」
ジョージ「人間は自然発生したりはしませんよ。そもそも、塗装の技術をどうやって身につけたんですか」
モモカ「…貧困層エリアの人に拾われた。塗装は出来そうな仕事だったから教えてもらった」
ジョージ「その拾ってくれた人は?」
モモカ「もういない。2年前に病気で死んだ」
ジョージ「あなたがグラフィティを描き始めたころと一致しますね」
モモカ「……………」
ジョージ「いくつのときに拾われたんですか?」
モモカ「10歳」
ジョージ「塗装工としての技術も、その人から?」
モモカ「そう」
ジョージ「拾われる前はどうしてたんですか?」
モモカ「……………」

ユイ(……………)
アケチ(……………)
主(気まずい…えーと、モモカは今14歳だから、12歳まで拾われた人と過ごしてて?)
 (で、拾われたのは10歳のときだから、2年間塗装工見習いやってて…あ、そうだ)
 「……あ、あのさモモカ。なんでその帽子ずっと被って」
ジョージ「では最後の質問です。なぜ、あなたのグラフィティには奴隷市場のことが描かれているものがあるんですか?」
モモカ「!!」
ジョージ「街の役場に保管されている資料を調べました。最近のグラフィティこそ詩的な文章と簡単な絵だけですが、初期のものはかなり大掛かりなイラストもある」
    「詩の方も、世の中を皮肉った詩なんてグラフィティではよくありますが、あなたのものはネグロとネヴィル・ナイトメア…そして貴族に関する詩ばかりです」
モモカ「……………」
ジョージ「そして模倣者がたくさん現れるきっかけとなった…1年ほど前の"stencil"のグラフィティ。これはなぜ描けたんですか?」


パサッ


モモカ「………!!」
主「なんですか、写真?」
ユイ「地図…?ずいぶん大きいわね」
アケチ「いや、どっちかというとアリの巣みたいだ。えーと、入り口は描いてないけどなんかいろいろと部屋が…」
   「…これってもしかして!?」
ジョージ「そう、このネグロの地下にある奴隷市場と収容場の全体図ですよ」
主・ユイ「!!」
ジョージ「当時マスコミでは大騒ぎになり、ネグロにインターポールが派遣されて捜査が始まりました。私もその時の一員です」
    「その後、上からの圧力によって捜査は打ち切られて今に至りますが…私のような不良警官は諦め切れなくて」
主「で、でもこれが奴隷市場の地図だっていう証拠はあるんですか?」
ジョージ「当時のネグロの対応、圧力による捜査の打ち切り。そして先ほどのモモカさんの反応で確信しました。これは正真正銘、本物の地図です」
    「…あなたは、ここにいたことがありますね?それも、奴隷として」
モモカ「…どうして…どうして、わかるの?」
ジョージ「地図には入り口や監査室が描かれていません。ですが、奴隷の搬入口は描かれています」
    「そして何よりも、奴隷の収容場と、競りが行われる舞台が奴隷視点で描かれている。そう、舞台の裏側が」
アケチ「本当だ。わかりにくいけど舞台裏っぽいスペースが描かれてる」
主「これを、たった一人で描いたのか?」
モモカ「…そう。みんなアタシが描いたの。中の細かい様子は、市場で知り合った人達とメモしあって、それを集めたものを使って描いた」
   「…これから、アタシをどうするわけ?また市場に連れてくの…?」
ジョージ「はい。連れていきたいですね」
アケチ「ちょ、ちょっとジョージさん!?」
ユイ「なんてこと言うんですか!?」
モモカ「いやだよぅ…うっく、もう、ひっく、あのときみたいな思い、したくないよ…」
主「ジョージさん…本気で言ってるなら、いくらあなたでも」
ジョージ「落ち着いてください。誰も売りにいくとは言ってませんよ」
主「なら、なんでそんなことを!」
ジョージ「奴隷市場をつぶすのに協力してもらいます」
モモカ「え…」
ジョージ「最初に言ったはずです。私達はただ話を聞きたいだけだと。そして、『私はモモカさんにコンタクトをとりたい』と」
アケチ「た、確かに…でも、なんで連れていくだなんて」
ジョージ「ここまで明確な地図を描ける人がいれば、踏み込むこともだいぶ容易になります。こんなチャンス、見逃すことはできません」
    「モモカさん、あなたはいつ収容されてどう脱走したんですか?」
モモカ「…10歳のとき。脱走は、買い主が決まって市場から外に出たときに、一緒に買われた奴隷の人が逃がしてくれた」
主「じゃあ、モモカを売った人は誰なんだ?」
モモカ「……………」
ユイ「で、でもモモカちゃんが収容されたのは、4年前なんでしょう?構造だって変わってるかもしれませんよ!?」
ジョージ「それはないと思います。地下の施設である以上、構造を変えるには大掛かりな工事がいる」
    「いくら通常のビル工事にまぎれて行うといっても、そこに人を割くよりはそのまま奴隷を売り続けていたほうが効率がいいですから」
アケチ「つまり、この地図は充分使えると」
ジョージ「ええ。あとはモモカさん次第です」
主「モモカ…」
ジョージ「モモカさん、あなたのグラフィティは素晴らしいです。何人も立ち止まって見ていて、写真を撮る人もいました」
    「ですが、あなたの目的はそれじゃないでしょう?わざわざテーマを一貫しているのは、奴隷市場をなんとかしたいと思っているから」
    「もっと大人に頼ってください。一人でできることには必ず限界がありますし、大人に頼れるのは子供の特権です」
モモカ「……聞いてもいい?」
ジョージ「どうぞ」
モモカ「他の警察の人達はみんな、奴隷市場のことを隠してる。ネヴィルのご機嫌とって、適当に街を回ってるだけ」
   「なんでジョージさんはその逆をやろうとしてるの?」
ジョージ「私がやりたいからです」
モモカ「でも、そんなことしてもまた上からのアツリョクに止められて、同じことの繰り返しになるんじゃないの?」
ジョージ「だから私達が是正するんです。真面目に生きてる人が損しないようにね」
モモカ「本当にできるの?」
ジョージ「それは協力してもらわないと答えられません」
モモカ「うわ、ズルい」
ジョージ「はい。大人はズルいんです」
モモカ「…わかった。協力する」
ユイ・アケチ「!」
主「いいのか、モモカ?」
モモカ「いいよ。本当にできるかどうか確かめてやるんだ」



そして・・・



主「おーい、モモカ。もうその辺でいいぞ?」
モモカ「ダメ!格納庫のほうなんて着水の繰り返しで塗装がハゲまくりじゃん!このロゴが終わったら、次はそっちをやるからね」
ユイ「…確かに、腕はいいみたいだけど…」
主「…うん。熱中するとこうみたいなんだ」
ユイ「ふ~ん…この前フィデール号がやたら綺麗だったのも、モモカちゃんにやってもらったからだったのね」
主「う…そうです、ハイ」
ユイ「ま、自分のお金でやってもらったみたいだからよしとしましょう」
主「ありがとうございます」
ユイ「でも、『一宿一飯の恩義は返す』ってやけに古風なこと言って、ここまでしてくれるなんてね」
  「ねえ、この件が片付いたら…うちの船に来てもらうなんてどうかな?」
主「うん、俺もそれがいいと思う。さて、そのためにも準備するか!」
 (それにしても…なんでモモカは帽子をはずさないんだろう?)


クエストクリア!



No.14

■捏造祭り:汎用イベント・ジン 投稿者:野球小僧monjya [URL] 投稿日:2012/03/07(水) 11:15
汎用イベント:ジン

その1

(あーん!あたしのふうせんがー!)

ユ「子供が高い所に風船ひっかけちゃったみたいね」

主「参ったな、取ってあげようかな?」

(シュタッ!)

ジ「ほれ、取ったで。気ぃつけて持ちや~」

(ありがと~!)

主「先越されちゃったな、いいとこあるじゃん」

ジ「そらそーよ。「何でも屋」は気が向いたら
  小さな事から大きな事まで何でも受けるからな
  ・・・あ、でも黒い仕事はあまりしてへんよ?」

イ「もっと銭が取れる仕事も増やさんかい
  食えんかったら生きていけんで
  今の仕事かて頼まれてへんし、利点は・・・」

(ポカッ!)

ジ「あのな、仕事を引き受けんかったら
  ビジネスの「信用問題」にも関わるやろ!」

イ「だから、今のは頼まれてへんやろ!
  それにアンタが受けて来る依頼は
  安っぽい物とかヌルい依頼ばかりやないか!」

(ポカッ!)

ジ「お前が危ない依頼ばっか持ってくるからやろが!
  何度それで危険な目に遭った事か・・・」

主「例えば?」

ジ「入口を爆発させて相手を撹乱させてから
  突入せなアカン作戦なのに
  俺が入口付近にいる時に爆破したりとか・・・」

イ「ああ、それから相手のアジトに侵入してから
  わざと存在をバラして敵に囲まれたりとかも
  しとったな~、キャハハハ」

主「・・・よくそれで、今まで生きのびてるな」

ジ「まあ、そういう事されとるせいで
  気が付いたら強くもなってたからな」

---

その2

ジ「・・・・・・」

ユ「な、なに?なにかよう?」

ジ「ユイちゃんが可愛いから見惚れてた」

ユ「はあ?」

ジ「付き合ってく・・・」

(バキッ!)

ユ「バカー!!」

(タッタッタ・・・)

主「あーあー・・・何やってるんだよ」

ジ「見ての通りや、オレの想いを
  ユイちゃんに打明けたんやろが」

主「ムリムリ、仮にユイがその気だとしてもね
  大きな障害が一つあるから」

ジ「まさか彼氏がおるんか!?
  オーマイガー!」

イ「あのな、それやったらユウもユイも
  即答でムリって言うてるやろ」

ジ「あっ、そーか。かっかっか・・・」

主「(本当に落ち込んでるのか、ふざけてボケてるのか
  わからないなあ、もう・・・)

ジ「で、障害ってなんやねん」

主「父親がねー・・・何て言うか」

ア「かなりの親バカだからね、あの人」

ジ「・・・よし、じゃあ今度説得しに行ってみるわ」

主「いや、ムリだってば!諦めろよ!」

ジ「やだ!可能性が0になるまでは諦めん!」

イ「やったれやったれ、キャハハハハ」

ジ「おう、見とれよイル!オレはやったるで!」

主「(どうなっても知らないぞ・・・)」

---

その3

ユ「大変、大変!」

主「どうしたの?」

ユ「ジンがお父さんの所に挨拶に行くって
  私の家に一人で向かっちゃったの!」

主「うわっ・・・本気で行ったのか」

イ「これはおもろい事になるで~
  やじ馬にちょっくら覗いたるか」

主「・・・・・・どうなっても知らないぞ」

(・・・)

ト「・・・お前がうちのユイと旅してるんはわかった
  で、なんでわざわざココに来たんや」

ジ「トウヒさん・・・いやっ、おやっさん!
  ユイちゃんをオレにくださ・・・」

(バキッ!)

ト「アホッ!うちの可愛いユイを
  どこの馬の骨とも分からん奴にやれるかボケ!
  出直してこんかい!」

ジ「絶対幸せにしてみせますから・・・」

(バキッ!)

ジ「いや、ホントーに後悔はさせま・・・」

(バキッ!ゴスッ!)

ジ「・・・旅の中で見かけたユイちゃんの
  ムフフな出来事教えますから」

(ピクッ)

ト「・・・ふ、普通はこのまま出入り禁止にするとこやけどな
  中々見どころはありそうやないか、話ぐらいは聞こか」

ジ「えーとですね・・・(ピー)が(ピー)で
  (ピー)とか・・・」

ト「・・・なぬっ!ほ、他にはなんか無いんか?」

ジ「あー、それから(ピー)で(ピー)(ピー)・・・」

ト「・・・そ、それから?」

ジ「後は(ピー)の・・・」

(ボカッ!ボカッ!)

ユ「もう、わざわざ人の家にまで上がり込むとか
  何考えてるのよ!さっさと帰るよ!」

ト「ユイ、こいつは見どころがあるから
  付き合っておいても損は無いはずやで
  いやー・・・お前もそんな年頃なんやなあ・・・
  (ピー)が(ピー)とは・・・」

ユ「・・・!///ちょっと、ジン!
  いったいお父さんに何話したのよー!〇><」

ジ「オレはありのままの事を話しただけやでー!
  わっはっはっはっは!」

イ「ほらな、オモロイ事になったやろ?」

主「・・・ただ、確実にジンは
  ユイに嫌われただろうね」

---

その4

ジ「はぁ~・・・ふぅ~・・・」

主「変なポーズ取りながら溜息ついてるけど
  いったいどうしたんだよ」

ジ「ちゃうわ!これはオレが使うてる格闘術の鍛錬や!」

主「格闘術?」

ジ「せやで、双龍術っちうんやけども・・・知らん?」

主「聞いた事ないな・・・本当にあるの?」

ジ「あっ、疑ってるな!ホンマにあるの!
  せやなあ・・・例えばこんな技とかどや?」

(ヒュンヒュン・・・!)

主「わっ!?いきなり技を出すなよ!
  ・・・旋風脚?いや、それともちょっと違うな」

ジ「普通の動きと、ちょーっと違うんが双龍術や
  これに加えて愛用のチェーンも使うんがオレのケンカやで
  後は、飛び膝蹴りとかアッパーも少し変わっていて・・・」

主「わ、わかったから俺を実験台にしないでくれ
  でも双龍拳・・・だっけ?
  あまり見た事無いけど、どこで教わったんだ?」

ジ「ガキの頃にネグロでお師匠様から教わったんよ
  小さな道場やったけども、そこで修行しとった奴らは
  それはそれは、みーんな強かったんやで」

主「で、その例外がジンだったわけだ
  そいつらの中で一番弱いと噂に・・・」

(バキッ!)

ジ「お師匠様は、身寄りの無いオレを引き取ってくれたんよ
  で、いつの間にかお師匠様と
  一緒になって双龍術を学び始めたってワケや」

主「身寄りが無い?ジンって両親は・・・」

ジ「おらんで、どっちも生まれてすぐに死んでもーた
  しゃーないよ、そんなに裕福な家やないし
  2人とも身体強くは無かったからな」

主「・・・・・・」



No.13

■捏造祭り  イベント集 投稿者:トミーズ・ぞいや 投稿日:2012/03/07(水) 09:51
今日はカキウチ、ハットリ、キオカの三人の連続イベントです。
無頼さんのスウォンさんとエーコさん、タワシさんのトウヒさん、文一郎さんのベルネ社長をお借りしました。
 
オクトカンパニー イベント
ブランシュうろつきでイベント発生
・自警団「オクトパス・ファミリー」を見かける
・ならず者にからまれる(ユウ一人でごろつき×3を2セット) 戦闘後、オクトパス・ファミリーに助けられる。
・ハガネとネロに、ならず者と間違えられる。(ハガネ、ネロと戦闘)ハガネもネロも攻撃力が高いので注意。
・ハガネたちが苦戦しているのを助太刀する。
・ブランシュ滞在中ランダムで社員に囲まれて本社に連れて行かれる。そこでカキウチに自警団を手伝って欲しいと頼まれる。断れば社員に囲まれてHP1にされる。以降うろつきでオクトカンパニー本社をうろつけるようになる。
 
本社うろつきでイベント発生
・ハットリと知り合いになる。
・汎用イベント(ハガネ・ネロと見回りorカキウチ・ハットリと会話)
・元奴隷キャラを連れて行くとハガネやネロとの会話イベントが発生する。
 
カキウチ連続イベント
・カキウチと食事に行く。
・自分の生い立ちについて話す。
・昔友人と交わした約束を話す。
・廃工場に連れてこられて、一対一の決闘を申し込まれる。準備が出来てなかったら次回に回すことも可能。
(次回に回して本社をうろつくと上記のイベントが繰り返される)
 
(カキウチと決闘)
最初に時間制限付きの選択肢が出てくる(選択肢の中から“引き金を引く”を選ぶ)
正しい選択肢を選んだらカキウチに、間違った選択肢を選んだら自分にダメージを受ける。
カキウチの使うマグナムは強烈なので回復アイテムを多く持っていったほうが良い。
追い込まれるとスキル「火事場のクソ力(攻撃力、防御力、素早さUP )」が発動する。

勝利するとカキウチから「漢の中の漢」と認められる。
以降カキウチから飛行艇のパーツを譲ってもらったり、お金をカンパしてくれるようになる。
 
ハットリ連続イベント
パラダイス・カフェうろつきでイベント発生
・ハットリが店から出て行くのを見かける。
・従業員をなめるように見つめるハットリとトウヒを目撃して絶句する。。
・ハットリと相席になり、「パラダイス・カフェは全ての人に生きる気力をくれる楽園なんだ」と熱弁される。
・ならず者がエーコにからんでいるのをユウが止めようとしたら、ハットリがナイフを投げて追い返す。
・エーコとハットリが親しく話しているところに出くわす。
・ハットリが開店時からの常連だということを知る。
・パラダイス・カフェにならず者の集団がドンチャン騒ぎをしている。ハットリに事情を聞くとエーコさんが用事でいないのをいいことに居座ってしまったらしい。(ここで戦うか見てみぬフリをするか選択)
→見てみぬフリをすると連続イベント終了 →戦うとハットリとタッグで戦闘(ごろつき×3)
・勝利すると一緒に戦ってくれたお礼に飛行艇のパーツをいくつかもらえる。



幸花会 イベント
リールうろつきでイベント発生
・ならず者にからまれる(ユウ一人でごろつき×3) それを見ていたキオカがユウに目をつける。
・ベルネからキオカを紹介され、オルドル方面への鉄道工事に必要な資材を運んでほしいと頼まれる。

クエスト「鉄道開拓」
幸花会の飛行艇と共にオルドルへと向かうクエスト
運悪く空中海賊に襲われる。(空中戦を2セット)
現場に資材を下ろしている途中で盗賊に襲われるが、幸花会の構成員が全員倒してくれる。
この時スウォンを連れて行くと、クロマツとの会話が発生する。
以降うろつきで工事現場をうろつけるようになる

工事現場うろつきでイベント発生
・現場指揮官のクロマツと知り合いになる。
・構成員にからまれる(戦うか逃げるか選択)
→逃げると何も起こらない →戦う(構成員×2)とその後クロマツと戦闘になる。(本人曰く「ダチやられて黙ってる男はいない」らしい)
※上記のイベントでクロマツに勝つまで繰り返し
・汎用イベント(クロマツと会話or構成員から拾ったパーツやアイテムをもらう)
・スウォンを連れて行くとクロマツとの会話イベントが発生する。
 
キオカ連続イベント
・キオカと食事に行く。
・自分の生い立ちについて話す。
・昔友人と交わした約束を話す。
・ランダムイベントでキオカがクロマツにユウの実力を聞く。(※クロマツに勝ったことが条件)
・イチとサブに襲われる(イチ、サブと戦闘)イチもサブも追い込まれると全体大ダメージの攻撃をしてくるので注意。
・荒野に連れてこられて、一対一の決闘を申し込まれる。準備が出来てなかったら次回に回すことも可能。
(次回に回して工事現場をうろつくと上記のイベントが繰り返される)

(キオカと決闘)
最初に時間制限付きの選択肢が出てくる(選択肢の中から“引き金を引く”を選ぶ)
正しい選択肢を選んだらキオカに、間違った選択肢を選んだら自分にダメージを受ける。
キオカの攻撃は命中率が高く足払い(転倒)などを使ってくるので回復するはこまめにしたほうが良い。
追い込まれるとスキル「火事場のクソ力(攻撃力、防御力、素早さUP )」が発動する。

勝利するとキオカから「漢の中の漢」と認められる。
以降キオカから飛行艇のパーツを譲ってもらったり、お金をカンパしてくれるようになる。

明日から投稿禁止期間に入るので、ここらで個人的にアンケートをとりたいと思います。
出来るだけ多くの人に答えて欲しいです。

うちのキオカ会長と文一郎さんのベルネ社長について。
この二人の関係に最も適していると思うものを次の候補から選んでください。

・キオカとベルネの母親の子
(キオカと独身の頃のベルネの母親が恋に落ち、結局その恋は結ばれなかったが、ベルネを孕んでしまった)

・キオカの死んだ娘にそっくり
(そのままです。自分の娘も生きていれば彼女くらいかな、とかぶってしまう)
・実は養子に出されたキオカの娘
(立場上弱みを作りたくなかった、もしくは危険な目に会わせたくなかったかの理由で社長夫妻に預けた)



No.12

■捏造祭り:イベントSS 投稿者:ペケ [URL] 投稿日:2012/03/07(水) 18:52
テイルウッド初遭遇&仲間加入イベント「仲間という言葉は人と人にしか適用されない」

ユウとユイの2人はネグロのカジノへ来ていた
「しかし暗い街だと思ってたんだけどこういう活気のある場所もあるんだねー ちょっと以外だよ」
「まあそういう街だからね けど陰部も知ってる僕達はこの街を認めちゃいけない、ここに居る権力者だって あの大量の人々を足蹴にして今ここに居るんだ」
「そうだよね・・・けど、その分そういう危ない部品も手に入りやすいってことだから、ほら、あれだよ あそこにある景品」
「しかし・・・ユイさんホントにやるの? カジノで稼いでそれでその稼ぎで船のパーツと交換するって・・・」
「あったりまえじゃん! あのパーツは久々に表に出てきた珍しいパーツなんだよ! ぜひとも分解して調べてみないと」
「はいはい・・・こういうところでは本当にユイさんには敵わないなぁ・・・」
そしてカジノの奥に進んでいくとそこで少し騒動が起きていることに気がつく
「な、何だ・・? 騒がしいが・・・」
一人の男が女性に向かって剣幕を変え騒いでいる
「こ、この下衆女! お、お・・お、俺の人生をどうしてくれるんだ・・・! このインチキ女が・・・!!」
その言葉を黙って聞いてた女性はそれを遮るように言葉を発する
「あら・・インチキだなんて往生際が悪い あなたは私に全財産を賭けた勝負で負けた それだけのことよ それはここに居る全員が証人」
白衣を着た女性は、ただただ真実を言い聞かせるように男性に話掛けている
「こ・・・この女・・・! 殺してやる・・・!!」
男はナイフを振りかざし、その女性に切りかかった
「あら・・・この場での暴力行為はご法度じゃないの?」
その女性は顔一つ変えることなく、そのナイフを掴み・・・そして握り潰した
「ば・・・ば、ば・・・化け物・・!! うわああああ」
タンタンタァーン
男性は逃げ出そうとした瞬間に、カジノの支配人に射殺される
「あ・・・あ・・・? いやあああああああああああああ」
あまりにも突然に起きた出来事にユイが叫び声を上げる
「あら・・ごめんなさい 驚かせちゃったかしら それともこの街の闇を見るのは初めて?」
「え・・・あの・・・その・・・」
叫び声に気がついたからかその女性がいつの間にか目の前に居て、ユイに話掛けていた
「慣れてないなら、もうここに来るのは止めなさい・・・あなたにはその操縦士の彼氏さんにでも支えてもらいなさい」
「か、かっ、かっ・・彼氏じゃないですっ!! た、ただの操縦士の知り合いで・・・!! け、けど何で操縦士って・・・」
「ふふふ、照れなくてもいいの、私・・未来が見えるから」
「そ・・・そ、それって・・・? も、ももしかして・・・?」
「冗談 ごめんなさい、久々にからかいがいのある人に会ったから、そうね・・・お詫びにこのカジノのコイン少し上げるわ これでその彼氏さんにあのパーツでもプレゼントしてあげなさい」
「だから彼氏じゃ・・・って何であのパーツのことを・・・?」
「言ったでしょ?私、未来が見えるのよ?」
「そ、それって冗談じゃ・・・」
「どうかしらね、あのパーツは何のためにつかうの?」
「これを分解して・・・新しい道具や部品を開発するための知識を得るんです!」
「向上心があっていい答え・・・けどあなたたちが道具だと思って使っている物、けどそれを道具だと思えるのはあなた達から見たときだけ・・・いったい他の視点から見たら・・・何に見えるのかしらね?」
「え・・・?」
ユイが振り向いた瞬間・・・もうその女性の姿は無かった。
まるで最後の言葉から時が止まったように、ユウとユイの前から姿を消したのである 
「み、ミステリアスな人だったね・・・ ってあれ?ユウ君?」
「お・・・俺はユイさんにただの操縦士としか見られてないんだね・・・」
「ち、違うの! え、あれ? 違くないけど! あれ?あ・・・もー!!」
「・・・・・」
「と、とにかく簡単に目的のものは手に入ったし帰るよ!」
「ちょ、待ってよユイさん! 置いてかないで!」

そんなわけで僕達はカジノを後にした そこで出会った女性の謎を抱えたままで


再びネグロうろつきでイベント発生、場所はどこでもいい

「しかしユイさん・・・今度は何?」
「いやー困った・・・あのパーツはですね 分解するには特殊な技術が必要だと分かって・・・この町にその技術を知ってる科学者が居るらしくて・・・」
「つまりまたパーツのために町に行かないといけないと・・・技術者も大変なんですね・・・」
「ごめんねー付き合わせちゃって 他の人達は皆忙しくてさー」
「僕も暇じゃなかっt・・・・」
「黙れ」
「ごめんなさい、ユイさんが居ないと機体の整備も出来ないただの操縦士です、ごめんなさい」
「まだそれ引きずってるの・・・いい加減にしてよねー恥ずかしいから」
しばらく町を歩くとユウはユイに聞いた
「ねえ、ユイさん? その科学者が居る場所って分かるの?」
「あ・・・実は分からないんだよ・・ なんて奴隷から権力者までのし上がった人でね?街の人に嫌われてるらしいから聞くにも聞けなくて・・・」
「なるほど・・・ってどうするのさそれ 見つけるのに時間掛かりそう・・・」
街を一通り見た後、二人はなにやら広場で騒いでる人が居るのを見つける
「なんだ・・・?あれは」
「おい女! さっきはよくもコケにしてくれやがったな・・・! あんな不良品掴ませやがって」
「良く見たらこの女、カジノで俺達の親分を処分しやがった女じゃねぇか!」
「なんだと!お前のせいでなぁ!俺達は親分が居なくなった後コソコソ活動しないといけなくなったんだぞ・・・!!」
たたみかれられる暴言にその女性は顔色一つ変えず
「けど・・・あなた達の親分が死んだのはこの街のルールを破ったからでしょう? 私は関係ない」
その言葉が逆鱗に触れたのか、ゴロツキ達は女性に掴みかかる
「ユ、ユウ君! あの人この前のカジノの人だよ! 大変、助けて上げなきゃ」
「そ、そうだよな・・・」

【「助ける」or「様子を見る」の選択肢発生、選択によってイベント分岐】

【助ける選択】
-ゴロツキx3と戦闘-

終了後
「お、終わったか・・・」
「なんか悲しい人だね・・・上が居ないと何も出来ないって・・・」
「で、あの人は・・・?」
「ユ、ユウ君! 居ないよ どこにも・・・居なくなっちゃってる!」
「な、なんだって? 戦闘中に避難しちゃったのかな・・・」
「な・・・な・・・ナンダッテー うう・・・無駄骨だったし街の人の注目も集めちゃったし船に戻ろう・・・」

-テイルウッド仲間イベント終了-

【様子を見る】

「ここは様子を見よう・・・」
「な、なんで! 助けてあげないの?」
「あの様子を見ていると、手出ししないほうがいいかもしれない、すくなからずこの前のことも関連してるみたいだし」
ユウ達を他に、争いはヒートアップする
「どうしてくれるんだよ!!女ァ!」
ゴロツキ一人が殴りかかろうとする、するとその瞬間
「先に殴り掛ってきたのは君達だ、これでもう文句を言われる筋合いはないね」
刹那・・・その場に居た者でその出来事を理解したものは居ないだろう、ゴロツキに腕を掴まれていた女性、その女性がゴロツキの後ろに回し、そのまま首を・・・
「な・・・何なんだよお前ぇぇぇ」
「別に言う必要も無いよ じゃあね」
次の瞬間にはゴロツキ3人は全員地面に伸びていた
「ユウ君・・・今の動き見えた・・・?」
「い、いや・・・時が数秒飛んだようにしか・・・」
その女性はユウ達を見つけたのか、ユウとユイの方に歩いてきたと思ったら、次の瞬間には二人の肩に手を回していた
「あら、また会ったね 今日も二人でデート?」
「ひゃあああああ! え?え?あれ? さっきまで広場に? あれ?」
「僕はただの操縦士なのでデートとかじゃないです」
「ユウ君!ふざけてないでどうにかしてよー!」
「ごめんなさい、なんというか驚かせるのが好きだから」
「え・・あ・・いえ お強かったんですね・・・」
「まあ・・過酷な環境で育ったからね、最低限はできるわね」
(あ・・・あれが最低限?)
疑問が残るユイを余所に彼女は話を進める
「で、冗談は置いておいてあなた達は何をしにきたの?」
「あ・・あのですね、僕達はこの街の科学者を探しに来たんです」
「ほうほう、科学者ねぇ」
「この街に居るテイルウッドっていう科学者を知りませんか? 技術面で質問があって」
その名前を聞いた瞬間彼女の顔に笑みが浮かんだ
「質問っていうのは、昨日のパーツの分解方法?」
「な、何でそれを・・・?」
「言ったでしょ、私は未来が見えるの」
「もしかして・・・あなたが・・・科学者テイルウッド・・・?」
「ふふ・・・質問を質問で返すようだけど、あなた達はこの街をどう思う?」
「この街・・・? 活気はあるけど・・・その分暗い部分・・・決して表には出ない部分があると思います・・・」
「なるほど・・・いい答え・・・最初に会った時はただの子供だと思ってたけど、この街をそこまで見てるって事は・・・大変なことをいくつも乗り越えてきたのね」
「い、いやーそれほどでも・・・」
「ユウ君、調子乗らない」
「ふふふ、面白いわね 決めた 私はあなた達に付いて行く、この科学者テイルウッドがあなた達の冒険をサポートしてあげましょう」
「ほ、ほんとですか? しかし何で突然」
「私は・・・この街が嫌い 人を実績や家系だけで判断するようなこの街が 奴隷はずっと奴隷として権力者はずっと権力者として生き方を決め付けられた街なのよ・・・」
「け、けどテイルウッドさんは奴隷から科学者になったのでは」
「それは偶然、というか卑怯な手段を使ったの 私に目を付けた権力者を、逆に引きずり落として私がその権力を奪った・・・今思うとそこから私の考えは狂ったのかもしれないわね・・・」
「そ、そんな・・・」
「失望した? それともこの街を努力をすればきっといつかは報われる日がある、なんて希望が持てる街だとでも思ってたのかしら?」
「い、いえ・・・」
「それに、私があなた達に付いて行くのも私はあなた達を道具としか見てなくて、ただ自分の都合だけで決めたことかもしれないわよ?」
「え・・・け、けど・・・それでも僕達は・・・」
「言っちゃうわ、私は人を道具としてしか見てない、そしていつか私はこの街を変えるの、私をこんな風にした街をね」
(この人は・・・人だけじゃない・・・自分も道具として見てる・・・この街を変える道具として・・・)
「ユイさん?」
「は、はいぃ?!」
思考していたユイが慌てる いきなり声を掛けられたか
「私は始めて会った時、道具を道具として見れるのは人間だけと言った、あなたは道具として使われる身になって考えを纏めたことはある?」
「え・・・いや・・・それは・・・」
「それでも私を連れて行ってくれるっていうなら・・・私は道具としてあなた達をサポートしてあげるわ」
「違う・・・違います・・・!」
ユイが叫ぶ
「私はあなたを道具としてなんて見ない!絶対に!」
その言葉にテイルは驚いた顔をし
「ありがとう・・・優しいのね、あなたは」
「いえ・・・だからこちらこそ仲間としてよろしくお願いします!」

-科学者テイルウッドが仲間になった!-

(ありがとう・・・ユイさん・・・けど仲間って言葉が成立するのは人と人の間だけ・・・私だって薄々気がついてるのよ、私は人間じゃないって・・・街を変えるのも理由だけど・・・こっちも私を悩ませる理由ね・・・)
「どうしました?テイルさん」
「いえ、何でも無いわ、ユイさん 船に案内したらあのパーツの分解方法を教えてあげるわね」
「は、はい! ありがとうございます!」



No.11

■捏造祭り:イベントSS 投稿者:ペケ [URL] 投稿日:2012/03/07(水) 18:52
鮮血の盗賊団遭遇イベント02「再び、そして」

飛行船「ファランクス」その機体を見た者は逃げ出すと言われている機体の中にフェイとカズ、彼女達は居た

「しっかしこの前の機体失敗してから調子悪いわねぇ・・・なかなか良い機体が見つからないわ・・・」
「この前のはあんたが遊び半分で戦うからやろ・・・」
「うるさいわねぇ・・・それで、あんたが前に笑ってた理由は教えてくれないの?」
「それは別にいいやろ、こっちの事情や」
「全く冷たいねぇ、いつからそんなに表情を崩さなくなったのか、幼馴染として悲しいのです」
「黙れ」
「はいはい、いっつもカズは自分のことになるとそうね 私に合わせて、自分のことは話さなくなった」
その言葉をカズはさえぎるようにレーダーを指差した
「フェイ・・・これ」
それにはあの日敗れた機体、ファッティホエール号の姿があった


「ユウ! 機体後方、黒い機体・・・おそらく鮮血の盗賊団です・・・」
アケチが叫ぶと同時にユウが確認を取る
「位置は? この前みたいに乗り込まれるわけにはいかない」
「この距離差ならフィデール号を出せば空中戦に持ち込めますが、それだと 彼女達の機体の情報が何も無いまま戦うことに・・・」
「構わない、それしか無いんだ・・・準備してくる」
「ユウ君、がんばってね・・・空中に出たら私は何も出来ないから」
「ユイさん・・・大丈夫です、がんばります」
そういってユウはフィデール号と共に空中に出て行った

「お?あの母艦から一機出てきたよ、私達と空中でやりあうつもりかな?」
「まあこの前の戦闘を経験したらうちらを機体内に入れたくないってところやろうな」
「そっか・・・けどまあ、私達が陸戦しか出来ないって思われてるなら心外だねぇ、相手の機体から強奪するにはまずその機体の動きを奪わなければいけない、そのための機能なら十分だからね」
「じゃ、これもいつも通りやればいいんやな」
「そ、カズが操縦 私が攻撃 いつも通りやっちゃいますか」
そういって空に居た二機は戦闘に入っていった

「こちらユウ、前方に彼女達の機体を補足、射程圏内まであと少し」
「了解しました、御武運を」
ユウの機体はスピードを上げフェイたちの機体に近づいていく
近づくほど、彼女達の機体から発射される砲撃を浴びやすくなるのだが、それを物ともしない操縦で自分の射程圏内に入る。
しかしそれに伴いフィデール号は彼女達の機体の側面に配置されてる砲台の射程圏内に入ることも意味する、彼と彼女達の撃ち合いはしばらく続いた。

しかしその均衡はすぐに崩れ去った、ユウの砲撃がフェイたちの機体にヒットしたのである。
「あの機体・・・攻撃性能は高いが回避性能は少し劣るらしい、それだったら一気に攻めるだけだ!」
相手の多数の砲台やバルカン砲から発せられる弾幕を回避しながらも、ユウの機体は少しずつ彼女達を追い詰めていった。

「なかなかやるねぇ・・・どうする?」
「どうするもこうするも、攻撃するしかないやろ」
「あれさぁ、意外と小型ですばしっこいからさ、もうあれ使っちゃいましょうよ、大型用だけど、範囲で押し切れるんじゃない?」
「乗り気はせんけどなぁ・・・いいんか、あの威力だとあの機体粉々にしてしまうかもしれないんやで」
「これで死ぬくらいだったらそれでいいって、というわけで、準備するよー」


「・・・?!」
ユウは謎の違和感に包まれた、彼女達の機体からの砲撃が止んだのだ。
しかし機体は謎の呻りを上げている、後方に位置していた砲台から異音と言っていいほど大きな音がするのである。
「アケチ、この音の原因は分かるか?」
「今調べてるんですが、戦闘中あの砲台から一度も砲撃はされてません・・・特殊な条件で使用できる巨大兵器か何かかと・・・」
アケチの言葉を聞き終える前にその原因が分かった、その砲台から多数の槍が発射されたのだ、その槍は空中でさらに分散し、一直線にユウの機体を狙って落ちてきた
「な、何だあの量の槍は・・・! うわああああああああああ!」
「ユ、ユウ!! あれはおそらく前回ホエール号の動きを止めるために使われた兵器です・・・おそらく大型用の武器のはずですが・・・小型に撃つとはめちゃくちゃな・・・・」
連絡が途切れた通信機に向かってアケチが叫び続ける、しかしそのモニターには何も移ってなくむなしく音が響くだけだった。


【機体性能によって戦闘中イベント分岐】
【回避失敗】
「ユウ君! ユウ君!」
静かになった通信機ににアケチが叫び続ける
しかしユウとフィデール号の姿はどこにもない
だんだんと近づいてくる黒い機体。もうあの機体を止める術はどこにも無かった

-BADEND-


【回避成功】
「おーっと・・・見事に飲まれちゃったね・・・この「槍の雨」に・・・彼、どうなったかな?」
「その声から生きてて欲しいって感情が出すぎやろ、これで死んだら死んだでその時は母艦から荷物を奪えばいい」
「まあそれはそうなんだけどね・・・あれ?カズ ほら、あれを見て」
「な・・・あいつ・・・!?」

「ユウ君! ユウ君!」
アケチが通信機に叫び続ける
「う・・・うるさいな・・・生きてるよ」
「おお・・・よかったです・・・けどどうして」
「急降下して範囲ギリギリまで飛んだんだ・・・けど完全回避は出来なくて何本か直撃して一瞬通信が途絶えちゃったけど・・・」
「そうですか・・・けど、今のであの機体で知らない部分は無いようです!一気に攻めてください」
「了解!」
再び高度を上げフィデール号は彼女達の機体に近づいていく

「避けられちゃった・・・か・・・」
「どうする、もう槍の雨は撃てないが他の武器は普通に使えるで」
「うーむ・・・あの兵器を避けれる相手にもう他の武器は信用できないかなぁ・・・いいわ、降参しよう」
「な・・・おい・・・またか?」
「ふふふ、けどやりたいことがあるの だからちょっとだけ私の言うことを聞いて?」
「仕方ないなぁ・・・まあじゃあその通りにするで、どうなっても知らんからな」
「ありがと、けどまあ機体が戦えなくなっても私達は戦えるから大丈夫でしょ、ほら行くよ」


「あれは・・・?白旗ですかね」
「降参ってことでいいのかな? しかし盗賊団を見逃せと・・・?」
アケチとユウの通信に突如フェイが割り込んでくる
「やーね、別に見逃せなんて言うつもりは無いけど、話したいことがあるの、そっちの母艦の中に入れてくれない?」
「な・・・そんな何をするか分からない奴らを中に・・・」
「なら前みたいに壁ぶち破って入っちゃうけど? いいの?」
「う・・・あー分かりました、入れますよ 入れればいいんでしょう」
「そうそう、私達の機体大きいから気を付けてねー」
「ユウ・・・見事に振り回されてますね・・・」

そうして彼女達は(無理やり)ファッティホエール号の中に乗り込んできた
「へぇ、この前来た時は格納庫しか見てなかったけど、やっぱり大きいんだねぇ」
「何しに来たんですか・・・? ホントに 僕達と殺しあったこと忘れてませんよね・・・?」
「忘れるわけ無いじゃない、そういう物騒なことじゃなくて単なるお願いよ」
「お願い・・? この船の物を全てよこせとかじゃなくて?」
「何でそんなに疑われてるのかな? 普通にあなた達が知ってるカメダの情報を私達に教えて頂戴」
「な・・・なんでだ そんなに簡単にそういった情報は・・・」
「うーん、前回ので分かってたとは思ったんだけどねぇ・・・私達もカメダを追ってるの だから、そのためにあなた達が知ってる情報私達に教えてよ、無論タダなんて言わないそれに見合っただけの金はあげるわ」
「お前達もカメダを追ってると・・・やっぱり復讐っていうのはそういうことだったんだな」
「そう、私達の母親を殺したあいつを私達が殺す そのために私はカズと組んで盗賊をしてるの」
「それだったら・・それだったらカメダを追っている 父親を殺したあいつを俺は追ってるんだ、それだったら目的は同じじゃないか・・・!」
「っ・・・!!」
その言葉に一瞬カズさんが複雑な表情をしたのは何故だったのだろうか、その理由はまだ分からなかったが、ユウは思ったそのままのことを口にした
「俺達の仲間になってくれないか? それだったらカメダの情報も共有できる・・・お互いにとっても悪い条件じゃないと思うが」
「うーん・・・どうしようかねぇ・・・」
「フェイ・・・それは止めといたほうが・・・」
「うん、いいよ 私達があなた達の仲間になればいいんでしょう?」
「フェイ!!?」
「カズ、ゴメンね いつも私の独断で全部決めちゃって けど悪い相談じゃない気もするんだ 盗賊は続けたいけどそれより復讐は大切だから・・・カズは・・・嫌?」
「うう・・・あ、ああ・・・まあフェイがそういうなら」
「けどユウ君だっけ 仲間になるのはいいけど約束して カメダを倒すのは私かカズのどっちか、どっちかがカメダを倒せば、私達の目的は達成できるから」
「分かった・・・約束しよう」
「ありがと、じゃあユウ君 これからよろしくね ほらカズも握手握手」
「あ、ああ・・・」

-フェイ&カズが仲間になった!-

そして数日の間ホエール号を脅かしたフェイ&カズの鮮血の盗賊団の目的を知り、そして仲間にすることが出来た
しかしまだ彼らはまだ彼女達が抱える深い闇の存在を知らなかった。


部屋を貰い就寝するフェイの横でカズは一人フェイの寝顔を眺めながら考えていた
「仲間・・・か 昔あったのはただの軍友 気がついたら死んでたような奴らばっかりやった・・・生きてるのは・・・武器屋になった幼馴染くらいか・・・」
「仲間・・・仲間が出来たよ・・・やった・・・」
「!?・・・? フェイ・・・寝言か まあ・・そうやな・・・ずっと二人だったもんな・・・うちは軍上がりでもそれまであんたは普通の女の子・・・辛くないわけないもんな・・・」
彼女に毛布を掛けてあげ、カズは呟く
「フェイはもうこれで一人になることも無い、もうそろそろ・・・うちの出番も終わりかな」
その呟きは誰にも届かず、ただ部屋の闇に消されていった。



No.10

■パワポケ捏造祭:ピンとボイラー 投稿者:正拳(代理:ラリアット) 投稿日:2012/03/06(火) 19:39
  - ファッティホエール号 甲板 -

雲一つ無き満天の星空の中巨大な銀の円盤が見下ろす停泊中の船の上、1人の男が夜釣りをしている。
赤い髪をした男であった。眼光鋭く、蛇の如き眼差しで水面を睨む。名をレッド・ボイラーと言い『不死身のトラブルバスター』の二つ名を戴く男であった。

「よう、大将。釣れるかい?」
「ピンか、今んとこボウズだ。何か用か?」

ピンと呼ばれた男はボイラーの隣に立ち水面の浮きを見る。

「昼間のアンタ凄かったな。素手でみんな倒しちまった。」
「お前もだろうが。10mは飛んだ奴がいたぞ、人間技じゃない。」
「そりゃどうも。なあ、アンタと俺……どっちが強えかな?」
「俺だ。」

暫し沈黙。2人共ただ浮きを見る。先に動いたのは……

(ゴオッ)
座るボイラーの頭部を狙った左足刀。
(クン)
頭を前に下げてかわす。
(シュ、ヴァッ)
蹴り足が上に跳ね上がり踵落としとなってボイラーの後頭部を襲う。
(ザッ)
素早く後ろに仰け反りかわす。
(ドン)「殺(シャア)!」(ゴオッ)
踏み抜いた左足に体を乗せて体勢の崩れたボイラーの頭部へ裡門頂肘。
(ガンッ)「ぐっ!?」
両手をクロスさせ装甲板で防ぐが体毎弾き飛ばされる。甲板上を二転三転して止まる。

「……驚愕いたな。」
「俺が上だろう?」

踏み抜いた床は大きく凹んでいる。それだけ強大な勁が打ち込まれたのだ。

「いや……まだまだだな。」
「そうでも無いと思うよ。」
「じゃ……証明しなきゃな。」

互いに歩み寄る。今度はボイラーが先に仕掛ける。
(ゴオッ)
ピンの顔を狙った左ジャブ。
(スゥ、ゴオッ)
右手首を下から持ち上げて逸らし、低く踏み込みながらがら空きの左脇目掛けて左掌底。
(クン、ギュル)
左足を戻して体毎回転、掌底をかわしつつ左裏拳。
(スィ、ヴァッ)
上半身を前に倒し、跳ね上がった左足が裏拳に被せるように伸び、ボイラーの頬桁を蹴る。
(ゴッ)
よろけるボイラーに向かって姿勢を戻しながら右拳を前に向け左拳を腰に溜める。右足を軽く持ち上げ強く踏み降ろす。弾丸の如く前方に飛び出す絶紹歩法による最大の勁の一撃を放たんとす。だが……

(バキバキバキ)

「「は?」」

甲板が耐えられなかった。ピンは床を踏み抜きそのまま落っこちた。

「救命吾!」(ドスン!)

「……大丈夫か?」
「……腰……打った……助けてくれ……。」

この後彼が整備クルー一同にフクロにされたことは言うまでも無い。

(めでたしめでたし)



No.9

■捏造祭り:キャラ紹介+α 投稿者:ペケ [URL] 投稿日:2012/03/06(火) 01:57
短編集 

その1「美しさ求める最速王」

「おいお前、お前も機体の華麗さと速さを求めているらしいな」
ある日、バーニングブレイド軍曹がいきなりメダチに声を掛けた
「ああそうさ、機体なんてどれだけ美しく飛べるかが重要だろう? 空戦?空賊が何だ 俺は俺の飛び方を極めるさ」
「ほう・・・気に入った なら俺と勝負しろ どっちが早く美しく飛べるか勝負しろ!!」
「ふむ・・・面白い」

そして場所は変わり
「はい、どうも いきなり二人に連れてこられて分け分からないクロエ・ユウです、こんにちは」
「解説役のアケチです、こんにちは 今回はバーニングブレイド軍曹とメダチ君が空中での早さや美しさを競うと聞いてやってきました」
「アケチは自分から来たの? 俺無理やり連れてこられたんだけど・・・」
「いえ、私も連れてこられました あの2人は目が怖いです」
もう2人はスタートラインに着いていた
「もう準備はいいぜバァァァニーングッ!」 
「今に俺の方が美しいってことを教えてやる」
スタートの合図と同時に二人の機体は勢い良く空に飛んで行った」
「ところで・・・勝敗はどう決めるんでしょう・・・」
「アケチ・・・俺に聞かないでくれ」

「ふふふ、俺のブレードファルコンは並大抵の機体じゃ追いつけな・・・ってなにぃぃぃ!!」
メダチが操縦する機体はブレードファルコンと同じくらいのスピードで併走している
「俺の機体だって最高のパフォーマンスをするために最高の調整をしてあるさ!見くびったな」
そして二人の機体は空中をグルグル旋回しながらずっと競い合っていた
「ア、アケチさん・・・これはどうやったら終わるんでしょう・・・」
「分からないです、けどとっても綺麗な操縦術だと思いますよ」
その時彼らの後方から一機、空賊の機体が彼らの機体に攻撃を仕掛けていた
「な・・・! あの機体・・・ 助けないと二人が危ない!」
だがアケチは平然としたまま
「ほら・・・見てくださいよ、慌てることも無い、二人は・・・弾を避けながらもずっと飛び続けてるじゃないですか・・・」
「あれ・・・敵の襲撃に気がついてないわけじゃないよなぁ・・・」
そして2人はその空族の弾が切れるまで優雅に飛び続けた。



その2「オタク談義」

ある日、アケチ、ソネ、タチバナ、ユイ、ブレイドの4人が、パラダイスカフェでヒカリの居る席を囲んで話合っていた

「ホントにタチバナさんはそのベルトはどこで・・・・」
「ほんとに、ホントにアケチさんは怖いでバッタ! 迫らないで!迫らないでバッタァー」
「造詣、フォルム!、性能共にバァァァニングな心の雄たけびが聞こえるこのフォルム・・・すばらしい・・・・ぜひとも俺に触らせてくれ・・・!!」
「もう触ってるでバッタ・・・」
「わ、私はこういう最近の若者の通?というものは知らないのですが・・・最近はこういうものが流行っているんですか・・・?」
「いえソネさん・・・女の私に聞かれても・・・男の子の趣味は機械弄りが好きな私にも分かりませんよ・・・」
「ていうか何で僕の席で話し込んでるんですか・・・僕にも仕事がですねぇ・・・」
鬱々しく呟くヒカリを余所に他の人達は話を進めていく
「ほらタチバナさん!変身です! せっかくのベルトなんですからこう、シャキーンって!ほら!」
「そうだぞ、そんな熱い機能を出し惜しみするなんて! 見るまで離れないからな!!」
「な、何をするでバッタ! 勝手にタコ! 変えるなゾウ! あれ、声が、送れて、聞こえるザウルス?」
「で、ソネさん、この機体なんですけどね? このエンジン部分を変えるとですね・・?って?ソネさん?聞いてます?」
「すごいですね・・・最近の工学だと人が変身できるのですか・・・」
「あれ?ソネさんもそっち行っちゃうんですか? 私は? ってうわぁ タチバナさんの姿が次々と変わってる・・?! すごーい」
ついに皆がタチバナを囲み騒ぐ中椅子に座りたたずむヒカリ君が
「もうなんで皆こんなに騒ぐことができるんですかーー!!!」

昼下がりのこの日パラダイスカフェでは機械好き+巻き込まれた一名の騒ぐ声がいつまでも聞こえていた

※この後みんなで仲良く怒られました


その3「ハードボイルドなおじさん談義」

夜、すっかりと静かになったパラダイスカフェで、レッドとツチとウーズクがカウンターで話をしていた

「いやしかし・・・こうも長年生きてるとああいう、夢を持ってる子供達が輝いて見えるね・・・」
ツチがグラスを傾けながらレッドに声を掛ける
「ああ・・・600年も生きてると・・・たまにそう思う あの子の周りを見てると・・・ホントにな」
「(600年? ギャグか? 60年の間違えか?けど本人いたって真面目そうだし・・・?)あ、ああ・・・俺達の役目は・・・少しでもあの子達の道しるべになってやることかもな・・・」
「恥ずかしいことにね・・・まだあの子が他の誰かと居ると頭がカーッってなっちゃうんですよ・・・これは人間だと子離れできてないっていうんですか、あの子はしっかり回りで友人が居るというのに」
「私もそんなものですよ、結局は妻が居ても、忙しくて会えたりしない、けどこんな世の中です、ずっと見て守ってあげたいものですが・・・」
「俺なんてずっと軍に居たから守るものなんて自分の命ぐらいでしたよ・・・俺には細かい作業をする技術も無い・・・だけどこれでもがんばって生きてるんだよ」
「それもいいとは思いますけどね・・・自分だけを徹底して守れる・・・それも素敵だと私は思いますよ」
「そうだな・・・俺はこれからも生きて世界を見続ける、お前達の行き方が正しいかはそのうち分かるさ・・・」
そう言ってレッドは席を立つ
「また・・・会えるよな」
そう背中にツチが語りかける、それにレッドは
「生きてる限り、次はきっと戦場が俺達の再会場所だ」
と答える
「期待してます」と静かにウーズクが呟き、その日の談義は幕を下ろした。



No.8

■空族編イベント 投稿者:waya 投稿日:2012/03/06(火) 01:30
ヒカルイベント(鍵を握るもの採用時)
・女性が苦手なクロエだがヒカルは男だと思ってるのでべたべた体に触って知らずセクハラ
・ヒカルが古代人じゃないかと怪しむアケチ、胸の色を確かめようとシャワーを覗く
・単独で敵の基地へ向かうヒカル、子供のころから一緒だったA-wing達にむかい
 「そうだ、僕は一人じゃなかった」と返事をしないロボット達と会話

ニノイベント
・「グレムリン」と呼ばれても自分のコードネームを覚えてないため反応しない
 「えっ、だれだれ?」「お前だお前!」
・給料は高いが子供なのでお金の価値をわかっていない、超ムダ使いする
 ファイアバグと高級スイーツ店でキラキラ綺麗なフルーツケーキを山ほど買い漁ったり
 ファイアバグ、可愛い店内でめちゃくちゃ居心地悪そうにしてる
・買ったケーキはババヤガンも一緒に三人でお茶会して食べる
 「一流は口にするものも一流のものでなければ。」と彼女も馬鹿高い紅茶を部下に淹れさせたり
 ババヤガンのことを命知らずにも「バーちゃん」と呼んで叱られたので
 「バーねえ」と呼ぶことにした、ファイアバグは「バーにい」
・ババヤガンとトランプする約束をしたので仕事終わるまで待ってたら
 あちこちの計器破壊しまくったうえ、途中退屈でぐーぐー寝ちゃって
 ファイアバグにかついでもらって基地へ帰ったり
 やだなにこのこら可愛い(妄想
・グラフティを描いてるモモカと出会い一緒にラクガキ
 絵を描いてるうち仲良くなって彼女を楽しませようと、能力を使い目の前で鳥を落とす
 壁にぶつかってぐちゃっと潰れた鳥、出来上がった作品に赤い色のアクセント
 どん引きのモモカに楽しんでもらえなくて戸惑うニノ

ヒカリイベント
・「この店って女性しかいないんだねー。」←その場にいたのに存在に気づいてもらえなかった
・本を読むヒカリくんは「カッコイイ」競馬新聞を読む銅さんは「邪魔」

メダチイベント
・目立つために機体に違法改造しまくって空港の役員ともめているメダチ
・飛行機雲でスネークを描こうとして「あら、ウンチ!」「いやあねえ」と
 馬鹿にされるメダチ(ドラえもんネタ

サクライベント
・仲間メンバーを見渡して的確に処女と童貞を言い当てるサクラ
・ユイにひとり遊びをしてるかどうか聞いてくるサクラ

サーヤイベント
・二人で夜間飛行デート
・サクラとの秘密の特訓、最後までこなすとサーヤがとても色っぽくなる
 「あたしを女にしてください!」アッー!

エンゼルイベント
・古代の飛行ロボ「ギリュウ」の群れと出会い、その飛び方からなにかのメッセージを受け取るエンゼル
 「オ カ エ リ ・・・って言ってるみたい・・・。」

クエストもろもろ
・リヴィエラ鉄道でテロ予告!ティオさんの走らせる列車を空から護衛しよう
 スタフォパロで荷台から凧型の対空迎撃兵器が飛び出したりとか
・大陸を横断する渡りチョウの行方を追え!学者さんからの依頼だったが
 ニノの能力の影響を受けとんでもない方角の街でチョウが大量に迷子になってたり
・オバケ灯台の秘密!海のど真ん中、ありえない場所に現れる灯台の秘密を探ろう
・ホエールウオッチング!海上からクジラを探して写真をとれ
・農場でお手伝い!上空から種をまくミニゲーム
・万博万歳!世界万国博覧会にベルネさんを連れていくはずが暗殺者に襲われて
・わらしべイベント!お届け物を届けるうちにアイテムがどんどん変わっていく
・恋のキューピッド!ブサイクな絵描きの男の子と美人のお嬢様を文通でつなげ
 上記二つはゼルダパロです
・なんでサンタクロースというのかわかったよ、さんざん苦労するからだ!
 子供達にプレゼントを届けるクエスト、ニノの正体が判明していなければ
 飛行機に乗せて一緒にまわることに(ドラえもんパロ
・ギリュウ戦!あちこちの遺跡に出没する謎の無人飛行機を調査せよ
 アケチ、エンゼル、ヒカル(採用時)がその場にいれば古代文明のイベント追加
・不凍油を手に入れろ!極寒の地では普通のオイルが凍ってしまい飛行機が飛ばせない
 貴重な不凍油が買占めに会っているのでなんとかしなきゃ
・幻の飛行艇を再現しろ!伝説の技師が残した最高傑作のスケッチを
 スメラともめた末オークションで入手、ユイさんと是非作ってみよう
・トビウオの密漁を捕まえて!投網で漁場をあらすドロボウパイロットをとっちめよう
・川に毒を流されたから崖を崩して街にいくまでにせきとめよう!そのままのクエストです
・高空での戦い!お尋ね者を追ってるうちにかなり高い所へ
 気圧の違いと酸欠でクラクラしながらの空中戦
・世界一周!起源日数内で挑戦!旅行記を書いて刊行するんだ!
・ゲーリーと呼ばないで!ユイさんのくれた弁当が腐っていた、腹いてえ
 制限時間内に敵を倒しトイレにむかえ!間に合わなかった時は覚悟!
・ファッションショー!新しい飛行服を作りたい!
 デザイナーさんにお願いされパイロットメンバー総出演
 かっこいいのから可愛いの、セクシーなのからコミカルなものまでみんなで衣装チェンジ!
・インチキ新聞社をぶっつぶせ!無実の罪で指名手配されてしまったクロエ達
 証拠を集めて裁判所に訴えに行こう
・ニセパラダイスカフェ!人気にあやかりアサセンでパチモン店が出現
 異常に太ったテネジーさんぽい人とかお坊さんぽいエーコさんとか
 証拠を集めて裁判所に訴えに行こう
・釣り大会!たまには飛空艇を海に浮かべてぼーっと・・・



No.7

■捏造祭りイベント:ジン・イル・ユウキ加入まで 投稿者:野球小僧monjya [URL] 投稿日:2012/03/04
加入までのイベントです
パリヴァールうろつき3回で仲間になりますでs

(ガタガタガタ・・・)

ユ「ここ、大分痛んでるのよね」

主「参ったな、マガツのお店で新しい部品買おうか」

(・・・マガツのお店)

主「ごめんください、ちょっと飛行艇の部品を・・・」

(ドンガラガッシャーン!)

主「わっ!?な、なんだ?」

マ「うちの店の商品が気に入らんのやったら
  使わんでもエエんやで!」

ジ「やかましわっ!買ってもすぐに壊れるせいで
  ぜーんぜん役にたたへんやないか!」

マ「お前がムチャクチャな使い方しかせえへんから
  すぐに武器が壊れるんやろが、アホ!」

ジ「アホ言う奴がアホじゃ!ボケ!」

イ「あはは~、どっちもどっちやな~
  兄貴も試作品ばっか掴ますし
  ジンも弾が無くなったら銃を投げて使うしな
  そらすぐに壊れるわ、きゃははは」

ジ「お前は黙っとかんかい!
  しょっぱい小細工もせんと
  まともに闘えんような奴が何言うてるんじゃ」

マ「その通りや、店の事ほったらかして
  ふらふらとほっつき歩いてるような
  出来そこないの妹のクセに口をはさむな」

イ「・・・だーれが出来そこないや!」

ジ・マ「お前や、お前」

イ「こんの・・・ボケナス共がっ!」

ジ「ああ~ん?!やるっちうんか!ケンカ代は高いで!」

主「あ、あの~・・・すみません
  ちょっと買い物をしたいんですが・・・」

イ「関係無いもんは、ちょっと黙っとき!
  今、このアホ共と大事な・・・
  ・・・あ、お、お客様でしたか。どうもすみません
  本日は何をお買い求めで?」

主「あの~、飛行艇の部品が欲しいんですが」

イ「はい、少々お待ち下さいね」

(コラ!お客さん来とるで!エエ加減にせんかい!」

マ「はぁ~、まったく。あのアホバイトめ」

主「なんだか凄く騒がしかったですけど・・・
  さっきケンカしていたのって誰なんですか?」

マ「ああ、アイツはジンやな
  自分の仕事がない時はウチの店でバイトしとる
  で、さっき猫かぶってたのはワシの妹のイルや
  店も手伝わんと、ジンと2人であちこちフラフラしとる」

主「そ、そうですか・・・」

マ「ま、それはさておき・・・何買うていくんや?」

---

2回目

主「ごめんくださーい」

ジ「へえへえ、いらっしゃい」

主「わっ!?」

ジ「ん、なんや。俺に文句でもあるんか?」

イ「アホ、客に睨みきかしてどないすんねん
  客商売が下手やな、アンタは
  ちゃんと、お客をもてなさんかい」

ジ「お前こそ、猫かぶってばかりのくせに・・・
  ありのままの自分で接した方が
  後々、常連になってくれた時に接客しやすいやろが」

主「漫才コンビみたいだなあ・・・」

イ・ジ「誰が漫才師や!」

主「あ、ああ、スミマセン
  あの~・・・マガツはどうしたの?」

ジ「ああ、あいつなら今、裏で武器造っとる」

イ「ですから、私達が店番をしてるんですよ」

主「そ、そうですか。じゃあ、出直してきます」

ジ「あー、ちょ~っと待たんかい♪」

主「な、なんでしょうか」

ジ「なあ、「何でも屋」を雇う気はあらへんか?
  今なら契約金のみで安くしとくさかい」

主「「何でも屋」?何それ?」

イ「せやなあ~・・・具体的にはな
  色んな奴のボディーガードやケンカの助っ人に
  各種お届け物の請負までなーんでも
  引き受けたるっちう商売やな」

主「・・・裏稼業か?」

ジ「ああ、殺しとかそういうもんはせーへんよ?
  ・・・「ちょっとだけ」危ない組織との抗争に
  助太刀したりとかはしてたで」

主「(何かあんまり関わりたくないなあ・・・)」

ジ「なんと今なら、オレの相方・イルもセットでやってくるから
  大変お得な契約には違いないで!」

イ「せや、うちはコイツより役に立つで
  ごり押しで戦うジンと違って、うちは援護が得意やからな」

ジ「なんと今なら破格の2000ペラ!さあさあ、買った買った!」

主「・・・結構です」

ジ・イ「なんでや!」

ジ「こんなに破格の値段やのに!さては・・・お前、ドケチか?」

主「違うよっ!あのさ、2人とも飛行艇持ってるの?」

ジ・イ「そんなもん、持ってるワケ無いやないか」

ジ「俺に至っては、運転できるけど既に三機壊してるで!」

イ「そーそー、コイツの運転へたっくそでな・・・」

主「じゃあ、ダメだ。俺達の飛行艇に
  あんまり人数を多く乗せる余裕はないからな
  お代はここに置いて行くよ、それじゃ」

(スタスタスタ・・・)

イ「せっかくオモロそうな奴見つけたのにな
  アイツらあちこち旅しとるんなら
  オモロイ事件に出会えそうなのになあ」

ジ「・・・」

イ「どないしたん?」

ジ「飛行艇があればエエんやろ、俺に任せとき」

---

3回目

ジ「やあやあ、これはこれはユウやないの」

主「げっ・・・ジンか。何度来てもダメだぞ」

ジ「じゃあ、聞くけどな。自分の飛行艇持ってたら
  お前らについて行ってもエエやろ?
  オモロイ事件とかの助っ人に行かせてくれれば
  お代は安くしとくで、どや?」

主「いや、まあ良いけどさ
  でも、飛行艇持ってないって言ってたじゃないか
  それとも目処が付いたのか?」

ジ「おう、そこはバッチリやがな
  ホレ、アレが俺達何でも屋の飛行艇や!」

主「へー、新しく用意したのか
  ・・・でも、どうせジンが操縦するから
  すぐ壊れるんじゃないの?」

イ「そこも心配無用や。操縦はぜーんぶコイツがやってくれるで」

ユ「・・・・・・」

主「あ、あの、君は?」

ユ「・・・ユウキです
  気が付いたらこの2人に脅されて
  オレの飛行艇に乗せる事になっちゃったんだ」

主「えっ・・・あのさ、この2人との面識は?」

ユ「さっきが初対面だよ」

ジ「どやっ!これでついて行ってもエエよな?
  本人の了承はもらっとるで♪」

イ「今更、約束を破るとかせえへんよなぁ?」

主・ユ「トホホ・・・」

(ジン達が無理やり仲間になった!)



No.6

■空族時代投稿キャラ第三弾 投稿者:文一郎 [URL] 投稿日:2012/03/03(土) 23:51
イーベル登場イベント

①リール到着時(クロエ・ユイ・アケチ・イーベル・サーシャ・カニ怪人・船員)

【リール港・沖合】

クロ「もうすぐリールか…ん?」
ユイ「どうしたの、ユウ?」
クロ「あの貨物船…航空海賊に襲われてないか?」
ユイ「えっ…あ、本当だ!」
アケ「どうします、保安隊に通報しますか?」
クロ「いや、それじゃ間に合わないかもしれない…ユイ、フィデール号で出れるか?」
ユイ「もちろん!すぐに準備するわ!」

ブーン…ズダダダダン!
船員「ひ、ひぃ、航空海賊だ!」
船員「助けてくれーっ!」
カニ「カーニカニカニカニ、とっとと降伏するカニ!…ん、あれは?」
ブーン!
クロ「そこの航空海賊、この俺が相手だ!」
カニ「ふん、正義の味方カニか!貴様もこのレッドクラブ号の餌にしてくれるカニ!」

空戦 VSレッドクラブ号

ブ~ン!
カニ「助けてくれだカニ~。」
ブーン…バシャン!
クロ「逃げたか…。」
船員「すみません、ありがとうございました~。」
クロ「大丈夫ですか?」
船員「ええ、船も人員も最小限の被害で済みました。本当にありがとうございました!」
クロ「…それならまあ、良しとするか。」
バシャン!
ユイ「ユウ~、一旦回収するからこっちに来て~。」
クロ「はいはい、今行きますよ。」

??「…航空海賊に襲われてるようだったから来てみたが、無駄足だったみたいだな。」
??「あのパイロットさん、すごく上手だね~。…お母さんとどっちが上手いかな?」
??「さあな。少なくとも、敵として戦いたい相手じゃないことは確かだけど。」
??「だいじょうぶ、お母さんなら絶対勝て…お母さん、あそこ!」
??「!…サーシャ、防弾カバーを閉めろ!行くぞ!」

クロ「…搭載していないと別機体扱いだなんて、そんな規約あったのか?」
アケ「ユウ君がしっかり読んでいないだけですよ。…とにかく、ファッティホエール号に搭載しない限り入港許可証が二枚必要になるのは間違いありません。だから早くしてください。」
クロ「ちぇっ…ん、あれは…!」
ブーン!
ユイ「ちょっと、さっき逃げてった航空海賊じゃない!」
カニ「カーニカニカニカニ、諦めの悪さはネオ=ワルクロ団随一のカニ怪人様を甘く見たカニね!蜂の巣にしてやるカニ!」
クロ「しまった!…ユイ、早くクレーンを外してくれ!」
ユイ「無理よ、間に合わない!」
カニ「あの世で己の愚かさを呪うがいいカニー!」
ズダダダダン!
カニ「ギャニーッ!」
ユイ「…あれ?」
アケ「…敵機はどこへ行きました?」
クロ「…上空だ!」
カニ「よくもこのカニ怪人様を狙ったカニね!…しかし、せっかく上空の好位置から奇襲を仕掛けたにも関わらず、外すとはとんだ下手糞カニ!今すぐ引導を渡してやるから覚悟するカニ!」
ブーン!
??「…外しちゃったの、お母さん?」
??「いや、あそこで撃墜したら正面の飛行艇が危険だから、敢えて威嚇射撃に留めたんだ。…幸いにもこっちを狙ってくれるようだし、次で落とす!」
ブーン!
ユイ「すごい空中戦…両者互角かな?」
クロ「…いや、紫の機体の方が背後を獲った!」
ズダダダダン!
カニ「ギャ~ニ~!」
ザッバーン!
アケ「…墜落、ですか?」
クロ「一応不時着水、かな?…もう飛べそうにはないけど。」
ユイ「あ、紫の機体の方から発光信号だ。」
??「保・安・隊・ニ・通・報・シ・タ。間・モ・ナ・ク・巡・視・艇・ガ・到・着・ス・ル。」
クロ「あ、ありがとうございまーす!」
ユイ「すごかったですよー!」
アケ「篤く御礼申し上げまーす!」

??「手を振ってるよ、お母さん。」
??「意外と若いパイロットだな、驚いたよ。」
??「せっかくだから会ってみたいな。」
??「悪いが燃料の残りが少ない。このまま真っ直ぐリールに向かうぞ。」
??「ちぇっ…ばいばーい、お兄ちゃーん!また会おうねー!」

② リールうろつき(クロエ・ユイ・アケチ・イーベル・サーシャ)

【リール市街地・日曜市】

クロ「ここがリールの日曜市か。」
アケ「さすがにブランシェほどの活気はありませんが…それでもリールはこの地方の中心都市ですから、色々と面白いものが見られるかもしれませんね。」
ユイ「私、焼きたてのソーセージが食べたいな。」
クロ「あとはトウヒのおじさんみたいに冷えたビールをグイッと…。」
ユイ「ちょっ~と、な~に言ってるのかな、ユウ君?」
アケ「アルコールの摂取はパイロットであるユウ君にはあまりお勧めできませんね。」
クロ「あはは、冗談だって…。」
サー「あっ、こないだのお兄ちゃんだ!」
クロ「ん?」
サー「お久しぶり~お兄ちゃん♪」
クロ「えっと…ごめん、どこで会ったんだっけ?」
サー「この前お兄ちゃんがカニの航空海賊に襲われた時だよ!」
クロ「この前…って、まさか、あの飛行艇操縦してたの、君なの!」
ポカッ!
クロ「痛っ!」
ユイ「いくらなんでもそんなわけないじゃない。…で、操縦してたのは誰、誰?」
アケ「それと、君のお名前も聞かせてくれませんか?」
サー「私の名前はサーシャ。…そして、操縦してたのは私のお母さん!」
ユイ「お母さん?」
イー「サーシャ、買い物が終わるまで待ってろと言っただろ。」
サー「あっ、お母さん!…見て見て、こないだのお兄ちゃんだよ!」
クロ「あ、どうも…クロエといいます。」
アケ「アケチと申します。」
ユイ「ユイです。…あの、こないだ私たちを助けてくれたのはお姉さんなんですか!」
イー「…さすがにもうお姉さんなんて年じゃないけどね。この辺りの空で仕事をさせてもらっているイーベルです。よろしく、クロエ君。」
アケ「イーベル?…もしかして、以前リール海上保安隊におられました?」
クロ「ん、何か知ってるのか、アケチ?」
アケ「いえ、以前聞いた話なんですが…リール海上保安隊に『紫竜』と呼ばれる凄腕のパイロットがいて、その名前が確か、イーベルと…。」
サー「大正解!お母さんこそがリール海上保安隊の『紫竜』にして世界一の凄腕パイロット、イーベル=アマンツでーす!」
イー「こら、止めなさい、サーシャ。」
ユイ「本当なんですか!」
イー「まあ、半分ぐらいは誇張が入ってるけどね。…凄腕のパイロットがいると聞けば航空海賊はリールに寄ってこないから。」
クロ「それでも凄いですよ。…すみません、もしよろしければ今度俺の操縦を見てもらえませんか?」
イー「あ、いや、それはさすがに…。」
サー「いいよ!」
イー「こ、こら、サーシャ!」
クロ「いいんですか!ありがとうございます!」
イー「…分かった。私の機は105番埠頭に係留してあるから、暇なときにおいで。…ただ、あまり役には立たないかもしれないよ。」
クロ「それでもいいです、ありがとうございました!」
ユイ「ありがとうございます!」
サー「よかったね、お兄ちゃん!」
イー「…。」

③ リールうろつき(クロエ・ユイ・アケチ・イーベル・サーシャ)

【リール港・沖合】

ブーン!
ブーン!
アケ「…やはり、上手いですね。」
ユイ「いつもは見惚れちゃうユウの操縦が、今日はなんだか霞んで見える気がする。」
サー「でも、お母さんも今日は本気みたいだよ。…ほら、今ももう少しで背後獲られるところだった!」
ユイ「おっ、前言撤回!…ユウもやっぱり凄いね。」
アケ「私にはよく分かりませんが…きっとレベルの高い訓練を繰り広げているんですね。」
ブーン!
ブーン!
サー「…ねえ、お姉ちゃん。」
ユイ「ん、なに?」
サー「お姉ちゃんたちは何で空族になったの?」
ユイ「…私たちはね、ユウのお父さんの仇を追ってるの。」
サー「お兄ちゃんのお父さん、死んじゃったの?」
ユイ「うん。…カメダっていう悪い男のせいでね。」
サー「そうなんだ。…ねえ、お姉ちゃんは寂しくないの?」
ユイ「えっ、何で?」
サー「だって、空族なんて一年中空の上でしょ…寂しくないの?」
ユイ「うーん…私はあんまり感じたことないなあ…アケチは?」
アケ「私もあまり。…時々、オルドルにいたときのことを懐かしんだりはしますが、あまり寂しくはありませんね。…ユウもいますし。」
ユイ「だよね。…サーシャは寂しいの?」
サー「…私のお父さんも、少し前に死んじゃったんだ。」
ユイ「!」
サー「お父さん死んでからお母さん、保安隊も辞めちゃって…お母さんのことが嫌いなわけじゃないんだよ。…ただ、時々一人で海を眺めているお母さんを見ると、何だか…苦しくって。」
ユイ「そっか…。」
アケ「…。」
ブーン…バシャン!バシャン!
クロ「ふう…ありがとうございました、イーベルさん!すごくいい練習になりました!」
イー「私も最近対人訓練はしていなかったから…君みたいな優秀なパイロット相手に訓練できたのは私自身にとっても有意義だったよ。」
クロ「また機会があればよろしくお願いします。」
イー「…また機会があれば、ね。…じゃあ、そろそろ港に戻ろうか。サーシャ、こっちに乗って。」
サー「…ねえ、お母さん。」
イー「ん、どうした、サーシャ?」
サー「…私たちもお兄ちゃんたちの仲間に入れてもらおうよ!」
ユイ「えっ!」
イー「…。」
クロ「確かに、イーベルさんみたいな人が仲間になってくれるのなら嬉しいけど…。」
イー「…申し訳ない、それに関しては私の方からお断りさせてもらう。」
サー「お母さん!」
イー「行くよ、サーシャ。…クロエ君。」
クロ「…何ですか?」
イー「…できればもう、訓練はこれっきりにしてほしい。」
サー「お母さん!」
クロ「…また機会があれば、お願いします。」
イー「…。」
ブーン!
アケ「…急に雰囲気が変わりましたね。」
ユイ「…どうしたのかな、イーベルさん。」
クロ「…。」

④ リールうろつき(クロエ・ユイ・アケチ・ベルネ)

【リヴィエラ鉄道・応接室】

ベル「…突然会いに来たと思ったら、保安隊の前の副長さんのお話でしたか。」
クロ「すみません、リールで頼れる人っていうとベルネさんしか思いつかなくって…。」
ベル「保安隊はリール海運組合の管轄なので、私は一市民としての情報しか持っていませんが…それでもよろしいですか?」
クロ「はい、お願いします。」
ベル「…リール海上保安隊に飛行艇部隊ができたのは比較的最近の話です。当時激増していた航空海賊への対策として設置されたのですが…その効果は我々の予想をはるかに超えていました。」
アケ「…。」
ベル「特に飛行艇隊の双璧…蒼竜と紫竜と呼ばれた二人は周辺の海域を荒らしまわっていた航空海賊を次々と打ち破り、近隣の航空海賊たちはその名を聞いただけで逃げ出すとさえ言われました。」
ユイ「ちょっと待ってください、紫竜はイーベルさんのことですよね。…蒼竜って、誰なんですか?」
ベル「蒼竜の名はロッシェル=アマンツ、紫竜イーベル=アマンツの夫です。…しかし、彼は今から三年前、航空海賊の襲撃に遭い…殉職なされました。」
クロ「!」
ベル「その晩のことは私もよく覚えています。その晩は濃霧で鉄道の方もトラブル続きでしたから。…その濃霧が災いして捜索は遅れ、結局、彼はその亡骸すら家族の元に帰せませんでした。」
ユイ「…お父さんが亡くなったって、そういうことだったんだ。」
アケ「そのときのショックが元で、イーベルさんは保安隊を退職なされたということですか。」
ベル「…おそらくは。」
クロ「そうだったんですか…。」
ベル「…クロエさん、貴方は彼女を仲間に引き入れようとお考えですか?」
クロ「…もちろん、サーシャがそう言ってくれたときは心から嬉しかったです。でも、今は…どうするべきか…分からなくて…。」
ベル「…正直なところ、難しいとは思いますよ。」
クロ「…。」
ユイ「…やっぱり、仲間にしようよ。」
クロ「!」
ユイ「やっぱりそんなの駄目だよ。サーシャも…イーベルさんもすっごく寂しそうだったもん!このままにしておいちゃ駄目だよ、絶対に!」
クロ「ユイ…。」
アケ「…私も、ユイの意見に賛同させていただきます。…それを為すべきなのが私たちなのかは分かりませんが、私たちにできるのなら何とかしてあげたいです!」
クロ「アケチ…。」
ベル「彼女を得るためにリスクを冒すのは貴方ですから、私は別に止めません。ただ…。」
クロ「何ですか、ベルネさん?」
ベル「…貴方なら、彼女たちを救うことでできそうな気がします。…貴方の、その真っ直ぐな瞳なら。」
クロ「…ベルネさん、ありがとうございました。行くぞ、ユイ、アケチ、何としてもイーベルさんとサーシャを…俺たちの仲間にするんだ!」
ユイ「了解!」
アケ「参りましょう、我々の新たな仲間の元へ!」



No.5

■捏造祭りSS03「電気工学者」 投稿者:tare 投稿日:2012/03/03(土) 21:00
「ここがスカパ・フロー……島は小さいけど人は案外多いね」
「軍の設備に軍需産業、それに空族達の根拠地も兼ねていれば多くなりますよ」
初めて降り立つ土地の様子に感心するクロエに、アケチが話しかける。
「でも、これだけ人がいるとそのレンって人を探すのも難しそうねー。どうやって探すの?」
二人の後ろでユイは心配そうに呟く。
クロエ達がこの地を訪れた理由は、この地にいる電気工学者、レンを探すという目的があったからである。
だが、港を出たクロエ達の前には、想像以上の人が活動しており、一人を探し出すのは至難の業であるように思えた。
「人の集まりやすい所には情報も集まるわ、まずは市場かしら」
「対空砲を増設した分弾薬補充しないといけないから、人探し抜きでも行く必要はあるな」
「整備用の部品や食料も買い足す必要があるな、消耗品は多いに越したことはない」
アカリとイシナカ、ゴンダの三人は口を揃えて市場へ行くことを推奨する。
「そうだね、人探しのついでに仕入れができるしまずは市場に行って仕入れながら情報集めだね」
三人の言葉にクロエは賛同を示し、一行は市場へ向かう。

「うわー、パーツショップがいっぱい! いいパーツもありそうね」
市場についた途端ユイは一帯を見回して目を輝かせる。
「ユイさん、あんまり大量に買い込まないでね……倉庫の容量は有限だからね」
「わかってるわよ! それじゃあ早速見てくるねー」
クロエの心配をよそに、ユイはすぐに発動機用部品が売っている店の中へと姿を消してしまう。
クロエは頭に手を当てながらアケチに話しかける
「アケチ、ユイさん監視お願い。暴走しかけたら止めてね」
「わかってるって」
アケチはそう言ってユイの後を追い、同じ店の中へ姿を消していく。
「……じゃあ僕達は他のものを探しつつレンさんの情報を集めてみよう」
気を取り直したクロエは、残りの3人を連れてすぐ隣の簡素な外見の店に入っていく。その店は店主のほかは客が一人しか居らず、盛況な表通りの様子とは異なる雰囲気を作り出していた。
その空間の中に、所狭しと様々な部品が並べられており、その中には電子部品も混じっていた。
クロエはそのパーツのうちいくつかを手に取り、必要なパーツを見定めると店主の所へ持っていく。
「すいません、このパーツ貰えますか」
「あいよ、1500ペラだ」
店主から値段を聞きだすと、クロエは会計を行いながら店主に話しかける。
「それから一つお聞きしたいことがあるのですがいいですか?」
「ん、なんだい?」
「人を探していまして……レンという名前の電気工学者がこの辺に住んでいると聞いたのですが、詳しい場所がわからなくて。もしご存知でしたら教えていただけませんか?」
クロエの問いに対して店主が答えるよりも先に、クロエの足元で品定めをしていた客が反応する。
「あれ、私に何か用ですか」
突然足元から聞こえてきた声にクロエは驚き、足元を見る。そこにはパーツを手にしゃがみこみ、彼を見上げる女性の姿があった。
「うわっ、えーと貴方が?」
驚くクロエの横で彼女は立ち上がり、彼のほうへ向き直る。
「はい、電気工学をやってるレンというのは私です」
「そうでしたか、探す手間が省けてよかった。僕は空族のクロエ・ユウと言います、よろしくお願いします」
「クロエ君ね。では改めて、私は電気工学者をやっているレンです、よろしくお願いします。それで、私を探していた理由って……」
「レンさんが航空機搭載レーダーの研究をしていると聞いてきたんですよ」
彼が訪ねた理由を言った瞬間、彼女の目の色が変わり突然話し出す。
「私の研究! もー実用化できれば絶対に有効なのにあいつらときたら見もしないでぐちぐちぐちぐち……」
「レ、レンさん落ち着いてくださいここ店の中です!」
大声で話し始めた、それを彼が慌てて諌める。彼の制止でなんとか普段通りに戻った彼女は慌てて頭を下げる。
「あ、ごめんなさい!」
「何処かで落ち着いて話ができれば……」
「それなら近くに私の家がありますから来ます? 資料もあるから話しやすいし」
クロエは悩む素振りをしながら、後ろの三人のほうへ振り返る。
「補給は俺達でやっておく、ユイとアケチにも話しておくからさっさと行って来い」
ゴンダの声を聞いて、クロエはレンのほうへ向き直って、提案に返答する。
「わかりました、それじゃあ少しお邪魔させてもらいます」
「はいはい、じゃあ行きましょう!」
そう言ってレンは店主にパーツの代金を払い、クロエを文字通り引っ張っていく。
「な、なんで引っ張るんですか!」
「久々にちゃんと聞いてくれる人がいるから早く話がしたいのよ!」
様子を半ば呆然と眺める三人を横目に、二人はそのまま市場の雑踏の中へと消えていった。



「……で、あの軍の連中ったら『本当に航空機に載せられるのか』だの『航空機に載る出力だと肉眼のほうが見えるんじゃないか』だの言ってさ。
 理論上そんなレベルじゃないって何度も説明してるのに、ただ単に予算つけたくないだけなのよ」
クロエは熱弁するレンの様子にただただ圧倒されて、レンの自宅で話を聞き始めてから早くも30分ほど過ぎようとしていた。
彼にとって電子工学は畑違いで、彼女の話と渡された資料を理解するのに加えて、愚痴交じりの話に疲れ果てた様子の彼は、ぐったりとした様子でレンに話しかける。
「えーと、要するに『理論上は航空機にレーダー載せて早期に探知できるようになる』という話ですよね。
 これが実用化されれば相当便利になりますね、これはぜひ実用化して欲しいです」
「でしょう! それをあの親父どもは……」
「お、落ち着いてくださいレンさん」
再びヒートアップしそうになる彼女を制してから彼は続きを話し始める。
「まだ大型機にしか載せられないという話だけど、それでもこの能力なら肉眼以上の威力はあります」
「レーダーがあれば肉眼で見えない夜間や悪天候の時でもどうにかなるんだから、絶対有効な装置なのよ。
 勿論、このレーダーさえあれば万能ってものじゃないけど。対抗・妨害する手段も同時に開発されるからね。勿論私も開発中だし、他の技術者も同じようなの作ってると思うよ」
「それでもこの装置は凄い魅力的です」
「そう言ってもらえるのは嬉しいなあ、堅物のお偉方には本当理解してもらえなくて。
 でも結局『理論上』なのよね……実験できなくて、実用化は手詰まり状態。予算さえつけてくれれば実験できるのに」
そう言って彼女は落ち込んだ様子を見せる。そんな彼女の様子に、彼は少し逡巡した後、何かを決意したような表情で話しかける。
「……その実験って何が必要なんですか?」
「そりゃあ実際に作るための部品類に、空中で試験しなきゃいけないからテスト用の機体を何処かから借りないといけないし……」
「それなら、僕達の艦を使いませんか」
突然の彼の申し出に、彼女は驚いた様子で彼の顔を見る。
「僕達の艦を使うなら、僕達はレーダーが手に入ってレンさんは存分に試験ができてどちらにも得になります。
 それに、僕達の艦にもレンさんほどではないですが、機械弄りが得意な人もいますし、大規模な設備が必要ならアブニール社のものが使えます。
 だから一人で研究続けるより楽になると思うんですよ」
彼は笑顔で提供を申し出、その理由を説明する。それに対し、彼女は不安そうな声色で言葉を返す。
「それでも部品作ったり買ったりするのに資金結構かかっちゃうよ」
「それも僕達のほうで頑張って出します。軍みたいに一括で大きな予算を提供というのは流石にできませんけどね。
 この技術はそれだけの価値があります、海賊連中と戦う上で役に立ちます」
「これ、かかるお金とか機体の改装とか関わってくる大きな決断だと思いますけど、一人で決めて大丈夫なんですか」
「僕が艦長ですし、皆を納得させる自信はありますから大丈夫です。もしレンさんが良ければ、僕達の艦で研究しませんか」
彼女の不安げな表情を吹き飛ばすように堂々と主張し、彼女の目を見て語りかけた。
その様子を見た彼女は真剣な表情で悩み、無言で考え続ける。
暫く経ってから、彼女は結論を決め、笑顔で彼に答えを返す。
「研究が続けられるなら、私は行きます。クロエ君、これからよろしくお願いします」
「……あーよかった断られなくて。こちらこそよろしくお願いします、レンさん」


こうしてクロエの元に新たな仲間が加わる。
彼女の作るレーダーの実力は未知数ながら、成功すれば大きな戦力増となることだろう。



No.4

■捏造祭りSS02「新たなる力」 投稿者:tare 投稿日:2012/03/02(金)
初めての戦闘から暫く後のこと、クロエ達は投降してきた部隊の指揮官であるイシナカと話すことになる。
ファッティホエール号の食堂を臨時の会談場所として準備し、移乗してくるのを待つ。
「敵の親玉と直接対面なんて、大丈夫かしら」
心配そうな発言をするユイに対し、自作の自動小銃を持って警護に当たるアカリは冷静に話しかける。
「降伏交渉ができるような頭の回る人間が、こんな敵のど真ん中で暴れるわけがないわ。尤も、警戒するに越したことはないのだけど」
女性陣がそんな会話をしていたところで、軽機関銃を持ったゴンダに連れられて、頭に血の滲んだ包帯を巻きつけた大男が姿を現す。
その男は部屋に入ると、頭を下げて礼を述べ自己紹介を始めた。
「まずは降伏を受け入れてもらったことと、乗員救護に感謝する。俺が指揮官のイシナカだ」
「僕が艦長のクロエです」
クロエの言葉を聞いたイシナカは不思議そうに聞き返す。
「艦長? さっき戦闘艇に乗ってなかったか」
「ええ、艦長職と戦闘艇の兼任です」
その言葉を聞いたイシナカは納得したような表情と浮かべて呟く。
「そうか……それですぐに決断してたのか、有難い」
「無益な戦いはなるべくなら避けたいので。とりあえず、まずは座ってください」
クロエに促され、イシナカは椅子に座る。そして、机を挟んで両者の交渉が始まった。

「形式上降伏交渉ですが、僕達は軍や警察ではないから細かいことは言いません、要求は一点だけです。『全員二度と海賊行為に組しない』と約束してもらえるかどうかを聞かせてください」
クロエから提示された案を聞いた瞬間、イシナカの表情は驚愕に満ちたものになった。
「つまりだ、『俘虜の宣誓解放』をやれば良いと。それだけでいいのか?」
このイシナカの言葉に反応したのはアカリであった。
「あなた、陸戦法規を知っているということは、もしかして元軍人?」
アカリの指摘にイシナカは一瞬動揺した素振りを見せ、ゆっくりと口を開く。
「……俺は不名誉除隊処分を受けている、元軍人じゃない」
「不名誉除隊、ですか。もしよければ、空中海賊になった経緯を聞かせてもらえますか」
クロエの言葉に、イシナカは静かに頷き、その時のことを話し始める。
「俺は元々陸軍の高射砲連隊にいた。配備されていた高射砲は対地砲撃にも転用できたんだがな、それである戦いの時に『敵がいる』という名目で病院を撃てという命令が出た。
 俺はその命令に反抗した結果、命令不服従だの言われて不名誉除隊だ。これを受けると表社会で真っ当に生きていくのは難しい、それで結局海賊行為で生きていくことになったんだ」
「生活のためなら、何故今回はそれを止めようと?」
「最近のカメダのやり方は常軌を逸してる。俺が入ったころはまだ普通、というのもおかしいが金品を奪う程度だった。だが最近は知っての通りだ。
 うちの部隊はそんなやり方に反感を持った連中ばかりで、いつか投降して足抜けしようと全員決めていたんだよ。
 だが上の連中もそれに気付いたようで、補充名目でお目付け役が送り込まれてな……それが、さっき撃墜された4人だ。
 4人がやられた今ならいけると、そう判断した」
「事情はわかりました、ということは、全員海賊行為を辞めるつもりはあるんですね」
少し嬉しそうな表情で問いかけるクロエとは対照的に、浮かない表情で返答する。
「ああ、それは全員約束できる。だがその後俺達はどう生きていけばいいんだろうな……すまない、余計なことを言ってしまったな」
その言葉の後、辺りは沈黙に包まれる。誰もがイシナカの問いに答えを返せず、ただ沈黙するしかできなかった。

この気まずい静寂を打ち破ったのは、部屋の外から聞こえてきた突然の声だった
「話は聞かせてもらった!」
突然の大声に全員が声の方向を振り返ると、大柄な従者二人を従えた男が立っていた。
「スメラ伯爵、いつの間に……」
クロエの声を気にする様子もなく、スメラは得意げな表情で再び喋り始める。
「僕らは今海賊行為に対抗するための人員を集めていてね、今日も出撃したはいいがまだまだ人が必要なんだ。そこでだ、投降者は全員僕が雇用するから艦に乗ってもらおう。
 これで安心して海賊を辞められるだろう、もちろん他の道に進みたい希望があるなら無理強いはしない」
スメラの突然の提案にイシナカは半ば理解できないといった表情で問う。
「……俺達は犯罪者だぞ、いいのか」
「犯罪者なら更生させれば良いだけの話だ。それに君達が来てくれるなら、海賊は減って自分の戦力は増えると僕にとって一番得だからね」
「……すまない、伯爵。その話乗せてもらう」
イシナカはスメラに向かい、深々と頭を下げた。

その時、クロエがスメラにむかって、ある提案をする。
「伯爵、それならイシナカさんを僕達のほうで仲間にしたいのですが……」
その言葉に全員が驚き、特にゴンダは明確に反対を示す。
「ちょっと待て、本気か?」
「はい。さっきの戦闘前にアカリさんと少し話をしてましたが、僕達の艦には防御火器が無いんですよ。仮にそれを増設するにしても、対空火器を満足に扱える人材がいません。
 ですが今、目の前に一人います。艦の皆を守るために、対空戦闘の専門家だったイシナカさんの力が欲しいんです」
ゴンダの反駁をクロエは制し、イシナカに向かって頭を下げる。
「俺の力が役に立つ、か。それなら、俺も乗せて欲しい」
その言葉を聞いたクロエは再び頭を下げ、イシナカに礼を述べる。
「ありがとうございます、これからよろしくお願いします」
そして礼を述べた後、反対を明確に主張したゴンダのほうに話しかける。
「突然の転向で信頼できないと思うのもわかります。そうですね……当面の間監視をつける、という形なら納得してもらえますか」
「……その条件なら妥協しよう」
ゴンダが妥協案を呑むことを伝えると、クロエは笑顔でゴンダに言葉を返す。
「ではゴンダさん監視役お願いします」
「俺がか?」
「一番疑ってた分、良くない兆候があったら真っ先に気付くでしょう」
「まあ、その通りか。わかった」
そう言ってからゴンダはイシナカのほうに向き直り、厳しい目線を向けながら話しかける。
「というわけだ、よろしく頼む」
「ええ、よろしくお願いします」
二人はそう言って握手を交わす。その様子を見ていたクロエは、とりあえずの形とはいえイシナカが受け入れられたことに安堵の表情を浮かべた。

「さて、クロエ君と言ったか。今日は僕らの代わりに海賊を倒してもらって感謝するよ」
話を終えたクロエに、スメラが話しかけてくる。
「いえ、当然のことをしたまでです」
「君もカメダ軍団に立ち向かう戦士なのだろう。ならば僕らは同じ目的に共闘する仲間なのだ、名前で呼んでくれて構わないよ」
クロエはその言葉を聞いた後、スメラにある疑問をぶつける。
「わかりました、スメラさん。ところでですね、さっき『出撃した』と言っていた、ということは敵を知っていたのですか? トゥルクからは見えない距離のはずですが」
「グレートクイン製の対空電波探信儀……略称でレーダー、と言ったか? 電波を使って航空機を捉える装置があるだろう、あれを僕の土地に設置しておいたんだ」
「え、あれを個人で買ったんですか」
「うむ、流石に新式のは売ってもらえなかったがね。変な動きをした機がいれば今日のように自分で確認をしに行くんだ。今回はクロエ君達のおかげで出番がなくなったが」
「なるほど、そういうことですか」
スメラの行動に納得したクロエに、スメラは何か思い出したかのような仕草を取り、クロエに話しかける。
「ああそうだ、設置作業の時に来た技師のうちの一人に面白いことをしている電気工学者がいたな。
 確か彼女は……レン、と言ったか。スカパ・フローにいると話していた記憶があるが、彼女はあれを小型化して航空機に載せるという研究をしていると言っていたな」
「あのレーダーを機体に、ですか……ちょっと気になりますね」
「僕は投降者を更生して戦力にするために訓練しなければならないから、確認が取れない。探してみたら何か有益なことがあるかもしれないぞ」
「ありがとうございます、機会があれば行ってみます」
スメラからの情報提供にクロエは礼を言い、スメラの元を離れて、防御火器増設の話を始めていたアカリ、ユイ、イシナカ、ゴンダ、アケチを捕まえる。

「防御火器の増設が終わったらスカパ・フローへ行くよ」
「スカパ・フロー?」
ユイの疑問に、クロエは先程教えられた情報をそのまま話す。
「ああ、さっき伯爵が教えてくれたんだ。レンという名前の電気工学者がレーダーの小型化研究をしているみたいでね。もしかしたら有益なことがあるかもしれない」
「レーダーの小型化研究……聞いた記憶はあるわ。まだ実用化には届いてないと聞いたけど、話は聞いてみてもいいと思うわ」
「軍で対空砲と連動させて命中率を上げられないかという実験はやったな、あれば便利なのは間違いない」
「アカリとイシナカの二人が言うなら行ってみる価値は十分か、行こう!」

こうして、一行は次の目的地を軍港都市スカパ・フローへと定めたのである。



No.3

■空族時代投稿キャラ&都市 投稿者:文一郎 [URL] 投稿日:2012/03/01(木)
ベルネ登場イベント

① オルドルうろつき(クロエ・ユイ・アケチ・トウヒ)

【アブニール社・本社】

ユイ「お父さん、ただいま!」
アケ「ただいま帰りました。」
クロ「ただいま~、おじさん!」
トウ「おう、三人とも久しぶりやな。…どうや、そっちの方は?」
クロ「まだまだ手がかりを探してる最中…ですね。」
トウ「そうか…まあ、焦ったらあかんわ。相手は強く、強大で、狡賢い敵や。急いては事を仕損じるとも言うしな…腰を落ち着けてかからなあかんで。」
クロ「分かってますよ、おじさん。」
ユイ「そうそう。…お父さんは心配性なんだから、むしろもっと気楽にかからないと。」
アケ「…ユイさんはもっと落ち着いたほうがいいと思いますが。」
クロ「確かに。」
バキッ!ドゴッ!
アケ「はうっ!」
クロ「いてーっ!」
ユイ「何よ、まるで私が何も考えてないゴリラみたいじゃない!」
トウ「…そうやってすぐ手を出すところが何も考えてないっちゅうんや。」
ユイ「あっ…。」
トウ「まあええ。…そういえば、次にどこへ行くかは決まっとるんか?」
クロ「いえ、まだ特に予定はないんですけど…。」
トウ「そうか…それならちょっと頼んでええか?」
クロ「何をですか?」
トウ「実はな…こいつをリールまで運んでほしいんや。」
バッ!
クロ「…これを、ですか?」
ユイ「何かいつものエンジンとは形が違うんだけど?」
トウ「そもそも発注先が変なところやからな…。」
アケ「発注先はどこなんですかね?」
トウ「リヴィエラ=レイルウェイ=カンパニー。」
クロ「リヴィエラ鉄道?」
アケ「この地方でも有数の鉄道会社ですね。リールには確か本社があったはずです。」
ユイ「…明らかに飛行艇とは畑違いよね。」
トウ「試作車両用のエンジンを作ってほしい言われてな。船やと時間かかるし、試作用の一台だけやからファッティホエール号で運んだほうが早いんや。…頼んでええか?」
クロ「いいですよ。特に予定もないですし…。」
トウ「そうか、なら頼むわ。…ほい、これがリール港の入港許可証や。着いたら6番埠頭に行ってくれ。」
クロ「分かりました。」

リールに行けるようになりました。

② リール到着時(クロエ・ユイ・アケチ・ベルネ・保安隊員・車両工場主任)

【リール港・外港部】

クロ「着いたぞ、ここがリールか…。」
アケ「ブランシェとはまた違った雰囲気の大都市ですね。」
隊員「すみません、リール海上保安隊ですが…。」
クロ「あ、入港許可証です。」
隊員「どうも…アブニール社さんですね。分かりました。…102番埠頭に係留してください。」
クロ「102番…どこですか?」
隊員「あの橋の奥です。」
クロ「橋の奥!?」
ユイ「ちょっと、一回離水して橋を飛び越せっていうの!」
隊員「いえ、もう少しすれば可動橋が開くので…。」
クロ「可動橋?」
ブオーッ!シュッシュッシュッシュッ…
隊員「はい、今は列車が通過中なので閉じていますが、あの列車が通過すれば橋の左の方が開きますので、そこを通って入港してください。」
アケ「そういえば、以前リール港には開閉する鉄道橋があると聞きましたが…ファッティホエール号はかなり大型ですよ、大丈夫ですか?」
隊員「この大きさがほぼ限界ですが、一応まだ規定以下です。…必要ならタグボートを呼びますが、どうされますか?」
クロ「その前に、6番埠頭で荷物を降ろしたいんですが…。」
隊員「そうですか…分かりました。6番埠頭は右手前方の貨車がたくさん留置されている埠頭です。ただ、夕方には別の船が入ってくるので…それまでには済ませてくださいね。」
クロ「分かりました。」

【リール港・6番埠頭】

クロ「あれ?」
ユイ「どうしたの、ユウ?」
クロ「いや、埠頭にこの場の雰囲気にそぐわない人が…。」
アケ「なかなかの美人ですね。」
クロ「うん。」
ポカン!
クロ「痛っ!」
ユイ「無駄口叩かないでさっさと仕事済ませるの!」
クロ「はーい…。」
ベル「すみません、アブニール社の方ですか?」
クロ「はい。」
ベル「お待ちしておりました。申し訳ありませんが早速荷物の方を…。」
クロ「あの、すみませんが、お姉さんはどちらの方ですか?」
ベル「あ、申し遅れました。リヴィエラ鉄道で代表取締役を勤めております、ベルネ=バーメルンと申します。」
ユイ「代表取締役…って!」
アケ「要するに社長さんですね。」
ベル「はい、先日アブニール社の方から連絡を頂いてお待ちしておりました。」
クロ「あ、はい。じゃあ早速エンジンの方を…。」

【リヴィエラ鉄道・応接室】

ベル「…なるほど、貴方は空族の方なんですね。」
クロ「はい、まだ駆け出しなんですけどね。」
ベル「空族なんて危険なお仕事でしょう。…そのままアブニール社をお継ぎになった方が楽だったのではありませんか?」
クロ「その辺は、まあ…色々とありまして。」
ベル「ふふっ、ではその辺りの事情はまた今度ということで。」
クロ「ははは…。」
アケ「ところで、あのエンジンは何に使用するのですか?…見たところ、通常の飛行艇用エンジンには見えませんでしたが。」
ベル「ああ、あれは…気動車に積載する予定なんです。」
クロ「気動車?」
ベル「はい。空族の方に説明するのも難しいのですが…分かりやすく言うなら、一両で機関車と客車、両方の役をこなすことができる車両のことです。」
アケ「ほう、そんな車両を研究されているんですか。」
クロ「…アケチ、もうちょっと分かりやすく言ってくれないか?」
アケ「現在、ここリヴィエラ鉄道を始め、ほとんどの鉄道会社では機関車が客貨車を引っ張る方式が取られています。…もちろん、この方式にも利点はあるんですが、特に短編成の際には機関車の出力が過剰になってしまうという問題があるのです。」
クロ「要するに、ファッティホエール号で蟻を運ぶようなもんか?」
アケ「まあ、極端な例えをすればそういうことです。」
ベル「他にも、機関車に荷重が集中するため、軟弱地盤に弱いという問題もあるんですが…客車にその客車だけ動かせる程度のエンジンを積載すれば一両からでも運行できますし、一両当たりの重量も抑えられます。ただ、そのためには車両の床下に積載できるサイズのエンジンが必要で…エンジンの軽量化、小型化なら、飛行艇関連の会社が一番進んでいますからね。」
クロ「何となく分かったような…。」
アケ「しかし、申し訳ありませんが、リヴィエラ鉄道は大会社です。…そんな成功するか分からない研究に金を注ぎ込むのは、会社経営としては間違いなのではありませんか?」
ベル「それは…。」
ガチャッ
主任「社長、性能試験の方、終了しました。…正直予想以上です。」
ユイ「当たり前よ。何たって、我がアブニール社製のエンジンだもん!」
ベル「試験結果の方を。」
主任「はい。」
ペラ、ペラ…
ベル「…良さそうですね、このまま進めてください。」
主任「了解しました。では、失礼します。」
バタン
クロ「あの、そんなに良かったんですか?」
ベル「ええ、これなら十分実用化できます。ありがとうございました。」
アケ「いえいえ、私たちはただ運んだだけでして…。」
ユイ「そうそう、すごいのは我がアブニール社!」
アケ「…。」
クロ「確かにそうだな。」
ベル「ふふっ、その通りですね。…ちなみにアケチさん、先ほどの質問の答えですが。」
アケ「はい?」
ベル「当社は昔、リール海運組合に所属する一海運業者でした。…当社の鉄道事業参入は、社運を懸けた大博打だったと聞いています。」
クロ「…。」
ベル「確かにこの事業に失敗すれば、我が社は重大な損失を被るでしょう。…しかし、その損失を覚悟しなければ、気動車開発による利益も享受できません。」
ユイ「…。」
ベル「何かを得るためには時として多くの犠牲を強いられることがあります。金、時間、そして…時には人の命さえも。…何かを失う覚悟を、そして、何かを失った責任を取る覚悟を持った人間だけが何かを得ることができる。そして…社長とは、全社員の中で最も『何かを得る』ことに関して貪欲でなければならない。…それが、私の覚悟なのです。」
アケ「…分かりました、ありがとうございます。」
ベル「いえ、慣れてますので。…ところでクロエさん。」
クロ「はい?」
ベル「実は私、飛行艇事業に関しても大変興味がありまして…よろしければ、これからも時々お会いできないでしょうか?」
クロ「…俺に、ですか?」
ベル「はい。場合によっては何らかのお仕事をお願いするかもしれません。もちろん、その場合きちんと報酬はお支払いしますので…。」
クロ「あの…それだったら、俺以外にも優秀なパイロットはいくらでもいます。わざわざ俺に頼まなくても…。」
ベル「仮にこの気動車の開発が失敗しても、アブニール社とのコネクションを作っておくことは我が社にとって大きな利益があります。」
クロ「…それだけですか?」
ベル「いえ、それともう一つ。」
アケ「もう一つ?」
ベル「私、人を見る目はある方なんですよ。貴方自身と仲良くしておくことも、きっと我が社の、そして私自身のためになると思ったので。…もっとも、こちらはただの勘ですけどね。」
クロ「…ありがとうございます!」
ベル「ふふっ、ではまた後日お会いしましょう。」
クロ「はいっ!」
バタン
クロ「…。」
バキッ!
クロ「痛ってーっ!…何するんだよ、ユイ!」
ユイ「なーに鼻の下伸ばしてんのよ、この女ったらし!」
クロ「別にそんなことないだろ!」
ユイ「そうとしか見えまっせーん!」
アケ「…やれやれ。」



No.2

■捏造祭り:SS投稿「マガツの過去」 投稿者:FK 投稿日:2012/03/01(木)
 砂に囲まれた街、パリヴァール━━━━王都から遠く離れたビルが立ち並ぶ
その廃墟にも近い寂れた通りのど真ん中に、彼の店はある。決して華奢な立ち住まいとはいえないが、
その少ない客足は決して途絶えない。一部のものには評判が絶えないほど、いわゆる知る人ぞ知る名店というやつである。

とある昼下がり━━━━。
その店の店主、マガツは、舟をこいでいた。
元より従業員は一人もいないこの店。客足は、2時から3時頃がピークである。
その他の時間帯は普段、めったに人がこない。
しかし、ごく最近、とある少年三人組が早めに現れることが多いので、店開きをすることが多くなったのだ。
もし寝ている中、万が一商品泥棒でも現れようものならば、容赦はしないのでその手の輩は最近結構来なくなった。
だからこうして居眠りをこごうと、あまり心配はしていない。
彼はいつの間にか夢の中へ入っていた。









「ぐああっ!!」
パリヴァールから遠く離れた前線基地…。彼は左肩に被弾した。肩に力が入らない。
次の瞬間、彼は閃光と共に意識が途絶えてしまった。

「うっ、うう…」
「動くな」
目を覚ました途端、彼の目に飛び込んできたのは銃口━━━━
「動くなと言っている。それ以上動くと左腕の意識がなくなるぞ」
「!?…」
彼の左腕は包帯でグルグル巻きにされていた。
「!…それよりここは。俺はどうなったんや!俺の部隊は?お前は…」
(カチャッ)
「!?」
「黙れと言ったはずだ!!!!それ以上言うと首が飛ぶぞ」

それが、彼女とのはじめての出会いだった。

彼女の名はヘルガ=ホワイト。対空中海賊作戦の司令官らしい。俺たちの部隊はこいつらの軍に壊滅させられたらしい。
早い話、目の前にいるこの女性は敵のボスということになる。
「な、なんで…わいを助けた…」
「黙れ」
「クッ…」
「言っただろう。貴様以外に生き残りは一人もいなかった。それが答えだ。」
「…」
「そもそも陸上の機関銃如きで航空機に向かってこようとする貴様らがあまりに哀れだったのだ。貴様の上官は能無しか!?」


「……勝手なことを言うんじゃねえ!!」
「!!」
「わいの…わいらのことを何も知らないくせに…なんじゃその言い草は!わいらだって死にたくてこんな任務しとんちゃうわ!
わいらは国から棄てられたんじゃ!今頃はとっくに死んでなきゃいけない連中なんじゃ!なんで…なんで助けたんじゃあああ!」
(ガン!!)
彼は銃弾の代わりに鉄拳を食らった。
「…やめろ」
(ハッ)
「ふ、ふん!殺したきゃ殺せやあ!」
彼の手元に当然武器はない。勿論没収されているのだ。彼は自分のできる最大限の抵抗を試みた。このまま潔く散ってやろうと思った。
(ポン)
今度は銃弾の代わりに飴が一粒飛んできた。
「!?」
「少し頭を冷やせ。それでも口の中に入れて少し黙ってろ。」
(スタスタ)
「お、おい!待て!待たんかああい!!」

投げられた飴は昔祭典などでよく見たほるひすの面と同じ形をしていた。
毒などが入っているようには見えなかったので、おそるおそる口の中に入れてみた。
彼にとって久々に口にした飴玉はこの上なく甘美な味がした。


「随分甘いですねえ。中佐らしくもない。」
「!…エドゥアルト中尉か。…何が言いたい。返答次第では貴様の左胸に風穴が開くぞ」
「おー怖…大佐、普段は敵は全て殲滅するのが敵に対する最大限の礼儀だとかおっしゃってるじゃないですか。
それなのに生き残りを助けるとは…『あんた』らしくもない。」
「!!…今の貴様の呼称は実に不愉快だ。このまま騒ぎを起こすのを躊躇わなければまっ先に貴様に銃口を向けるところだぞ」
「…」
「…まあいい。似ていたんだ。過去の自分にな。」
「へえ、みじめに飛行機に銃を向ける奴が、ですかい?」
「…彼の目が、な。」


数日後━━━━
「…三食付きの保護の施しは感謝する。」
「…その様子なら暴れることもなさそうだな。」
「で?どうするつもりなんや、これから俺を」
「…貴様の故郷はパリヴァールなのだろう?うちの部下にそこまで護送させる。」
「へっ!開放されたらまっ先に死んでやるがな!こんな敵に捕まっておめおめ生き残ってるなんて母ちゃんに申し訳ないからな!」
「…まだそんなことを言っているのか」
「わかってもらおうなどとこれっぽっちも思っとらんわ。どうせわいの気持ちなどわかるはずもないからな!」
「…………。ああ、わからんよ。知る気にもならん。」

「…」

「…」
「…悪いな…。」
「…なに、慣れっこさ」






「…じさん。おじさん!」
「ん」
「んもう、やっと起きたあ…。そこにある商品お金だけ置いてって帰るか迷ったんだよ?」
どうやら昔の夢を見たらしい店主は黄色い声でやっと目を覚ました。

「…んん…悪いなあ、姉ちゃん…ヘヘ…ん、誰かと思えば例のガキと一緒にいるジャジャ馬じゃねえか。あのガキはどしたんや」
「俺、横にいるよ!?どんだけ寝ぼけてんのマガツさん!?」
「ああ、へっへっへ、悪いなあ。あ、すまんが今何時や」
「もう3時半ですよっ!!主翼の調達に来たっていうのに…全くもう。あ、そういえばマガツさん」
「何や?」
「寝言でずっとヘルガっていう名前、呟いてましたよ?知り合いなんですか?」
「!!」
「なになに、マガツさんのコレ―?」
そう言いながらユイは笑って小指を立てる。
「うっさいっ!そんなんちゃうわ。今日は何か買いに来たんやろ?さっさと金払って帰らんかいっ!」
「あ、じゃあこれとこれ」
「ああ、それアカン」
「え?」
「それはまだジャンク品の奴や。後で改良し直さないとあかん。」
「ええーっ、そんなあ…」
「そう辛気臭い顔すんな。ほれ、飴やっから」
「…わかりました。じゃあ、今日は主翼だけで」
「毎度あり!52000ペラ頂くで」
「はい。それにしてもマガツさん、この飴好きですね。」
「ん?…ああ。想い出の味、やからなあ」
「え?」
「何でもない!さっさと帰れ!」
「はいはい。また来ますよ。」
「ああ、そや」
「え?」


「見つかるといいな…ファントゥーム。頑張ってえな」


「…はい!」



このずっと後、ユウ達一行がネグロ辺りで奴隷商人とドンパチやる中、今は大尉となったヘルガ達と出会って、
カメダ軍団へ協力して立ち向かうことになるのだが、それはまた別のお話。



No.1

■捏造祭りSS「初陣」 投稿者:tare 投稿日:2012/03/01(木)
「……『一人戦闘艇乗りを雇っておくから合流しろ、行けば判る』なんて言われてもなあ」
自らの母艦、ファッティホエール号の繋がれた桟橋の上に立つクロエが愚痴る。
「まあまあ、会ってからのお楽しみもいいじゃない」
愚痴を言う彼の横で、技師長のユイが諌める。彼らはトウヒからの連絡で、この地で会う予定の戦闘艇乗りを待っていた。
だが、彼らは相手の顔どころか特徴すら伝えられておらず、その結果ここで待つことしか出来ずに待機させられていたのである。
そんな彼らの元に、一人の女性が近づいてくる。外で待っていた二人は、近づいてくるその女性に目線を向ける。
「これがファッティホエール号ね、艦長さんは?」
近づいてきたその女性は二人に声をかけて、艦長の所在を問う。
「僕が艦長のクロエ・ユウです。もしかして、貴方が?」
彼の言葉に彼女は驚いた表情を見せ、彼のほうを見やる。
「貴方が艦長……ごめんなさい、想像より若くて気付かなかったわ。あたしが今日から合流するアカリよ、宜しく頼むわね」
そう言って彼女は手を彼のほうに差し出し、彼はその手をとって挨拶を交わす。
「こちらこそ、よろしくお願いします。それで隣にいるのが」
「技師長のユイです、よろしくお願いします!」
彼の紹介に合わせ、ユイも挨拶を交わす。
「で、アカリさん。機体収容しようかと思ったんですが、その機体は何処にあるんですか?」
「少し向こうのほうに繋留してあるわ、だけど収容する前に少し飛ばしたいのだけど」
アカリの言葉に、その意図を掴めないクロエが問いかける。
「何に使うんですか?」
「クロエ、貴方の腕を見ておきたいのよ。長機の腕が判らなければ編隊が組めないでしょう、実戦経験は無いと聞いてるし不安なのよ」
「なるほど、そういうことですか。その不安の解消は実際に見てもらうのが早いですね」
彼女の返答に合点がいった彼は、すぐに演習の為の準備を始める。
「ユイさん、曳航標的を後部に装着お願い」
「はいはい。あと弾薬はゴンダさんに頼んでね」
「了解、アカリさんはもう飛べますか」
「あたしの機体はいつでも飛ばせる状態よ」
「了解、それなら僕達の準備が終わり次第すぐに飛ばします。それから通信用の周波数とコールサインがこれです、二番機なのでナンバーは2でお願いします」
「鷲に鷹の目、名前だけは勇ましいわね……了解、それじゃあまた後で会いましょう」
打ち合わせを終えた三人はそれぞれの準備の為に解散し、それぞれが持ち場へ走っていく。

クロエは母艦に戻るとすぐに格納庫まで走り、格納庫内にいた男性に話しかける。
「ゴンダさん、今から射撃演習を行うので着色弾の用意と装填お願いします」
「今から?」
「合流した傭兵のアカリさんが僕の腕を見たいというので」
「そういうことか・・・…わかった、ちょっと待ってろ」
そう言うとゴンダは他の整備員に命令を出した後、弾薬庫へ弾薬を取りに走る。
その間にクロエは装具をつけ、機体に乗る前に飛行前点検を行う。一通りの異常なしを確認し終わったところで、弾薬を抱えたゴンダが戻ってきて、弾薬の装填作業を始める。
その作業と平行しながら機体に乗り込んだクロエは機体の異常確認を始め、機器類や可動部分の異常が無いかを確認する。
弾薬の装填が終わるころになると、機体の確認は終了し、飛べることの確認が取れる。
「このまま水面に出て自力離水します、エンジン回してください」
クロエの言葉を聞いた整備員は発動機に取り付き、プロペラを回しながらイナーシャにハンドルを取り付け、それを回していく。
しばらく回したところでイナーシャハンドルを取り外し、整備員の一人が大声で叫ぶ。
「点火!」
「点火!」
クロエは復唱すると、点火スイッチを入れて発動機に火を入れる。その直後轟音と共にプロペラは回り、エンジン音が格納庫じゅうに響き渡る。
無事点火に成功すると、整備員達が再び機体に取り付いて、ゆっくりと機体の乗った台ごと前方に押し出していく。
その先では格納庫の扉が開かれ、延びたレールが水面下に沈んでいる。そのレール上を機体は動いていき、着水すると浮力で台から離れて自力で滑走して格納庫から離れていった。

「こちらアクイラ1、クロエ。イーグルアイ、アクイラ2聞こえますか?」
「アクイラ2、アカリ。感度良好、いつでも飛べるわ」
「イーグルアイ、アケチ。問題なし」
無線機からはアカリの声と、通信士も勤めるアケチの声が響き、飛行可能であることを示す。
「ここから西の空域に移動して演習を行います、離水順はアクイラ1,2、イーグルアイで」
そう言うとクロエ機は出力を上げ、離水のための滑走を始める。機体は音を立てて唸る発動機に押され、水飛沫を立てながら速度を上げ、長い滑走の後に離水する。
続いてクロエ機より癖の少ないアカリ機が素直に離水し、最後に大型飛行艇であるファッティホエール号が離水。三機は空中で合流した後、演習予定空域に向かって飛行していった。


巡航後、予定空域にもうすぐ着くという段階でアカリからの通信が入る。
「……こちらアクイラ2、予定空域にお客様がいるわ」
「客?」
「よく見なさい、正面下方に何かいるわ」
アカリの指す方向をよく見ると、僅かな黒点が海の上に浮かんで見えるのがクロエからも確認できた。
「確認。民間航空機は普段飛ばない空域のはずだけど……軍とか普通の空族の可能性は?」
「そこまでは現状ではわからないわね……見つからないように見える距離まで近づくしかないわ」
「ですね。こちらの弾薬は着色弾なので交戦可能ですが、そっちの弾薬は?」
「普段通りの弾が装填済みよ、交戦可能」
「だったら交戦も考えて近づきましょう」
クロエとアカリはその場で不明機への対応を決め、すぐに移動を始める。そして、クロエは母艦に対しても指示を出す。
「イーグルアイ、北の空域へ退避。非武装の機体は退避してて」
「了解、北に退避するよ」
このクロエとアケチの言葉に、アカリは驚愕した声で通信を入れる。
「非武装だったの!? はぁ、帰還したらまずは銃座の設置ね……あたしも協力するから」
「そうしてもらえると助かるよ……それじゃあ確認しに行こう、これから先は無線封止で」
そう言って戦闘艇二機は眼下の機体判別のために、雲に隠れながら接近を開始し、母艦は北へと離脱していく。
幸運にもこの間に眼下の機体が特別な行動を起こすことは無く、二機は目視が可能な圏内まで近寄っていった。

「……機体確認。空中海賊の機体で間違いないね」
眼下を進む四発の大型機にはカメダ軍団のマーキングが施されており、敵であることが判明。同時に、4機の護衛機が出ていることも確認できた。
隣を飛ぶアカリを見ると、彼女も機体を確認したらしく、彼と目線を合わせて縦に頷く。
彼は眼下の機体を指差し、二度三度と手を動かして攻撃意思を伝える。すると、彼女は再び頷いて攻撃に賛同の意を示す。
それを見た彼は一度彼女の機体の前に出た後に、翼を左右に振ってバンクを行い、攻撃開始を伝える。
「アクイラ1、交戦!」
バンクを終えてから交戦を告げる言葉を発信し、スロットルを全開に叩き込む。発動機は巡航時とは比較にならない雄叫びを上げ、機を更に強く押し出す。
その勢いのまま後上方から一気に降下し、未だ気付かない敵に襲い掛かる。
クロエははやる気持ちを抑え付け、照準器に敵がいっぱいになるギリギリまで肉薄。襲撃に気付いた敵機が散開しようとするが、操縦桿の機銃発射レバーを引く。
レバーが引かれた瞬間、二門の12.7mm機銃が咆哮する。直後、敵機の主翼はもぎ取られ、姿勢を崩して錐揉み状に落下していく。
「アクイラ1、敵機撃墜!」
「アクイラ2、交戦」
彼の戦果報告の直後、散開する二機目をアカリが捉え、機首に据付けられた2門の7.7mm機銃で射撃。発動機から黒煙を吹き上げて高度を下げていった。
「アクイラ2、撃墜」

僚機を撃墜された残りの二機は、戦友の仇を討たんと反撃に移り、クロエ機の後ろを追尾し始める。
彼は後ろに付かれたのを確認すると操縦桿を左に押し込み、左へ急旋回する。
機体が消えたその空間には、次の瞬間雨のような曳光弾の縞模様が流れていく。だが、射弾は回避したものの、未だ振り切れず二機ともクロエ機の追尾を継続する。
「アクイラ1、残りの敵は両方ともこっちの追尾を始めた!」
「アクイラ2了解、そのまま逃げ続けてなさい」
二機の護衛機は彼の撃墜に躍起になり、何度も飛び掛るように近づいては交互に弾丸を放ってくる。
だが、その頭に血が上ったかのような攻撃は命中しない。その間彼は速度を殺さないように左へ左へと機体を横滑りさせ、あるいは急旋回を打って後方からの射線を外し続ける。
その時、後方にいた護衛機のうち一機が突如紅蓮の炎に包まれ、水面に突入していく。
「アクイラ2、撃墜」
彼の追尾に必死になるあまり、後方についた彼女の機体に気付けずに一機仲間の後を追うことになったのである。
そして、彼女の声と共に形勢が逆転し、今度は残った一機が遁走を始め、二機に追い掛け回される展開となった。
「第一撃と逃げ方は上等、あとは格闘戦でうまく落とせるかしら?」
形勢に大分余裕ができたことで、彼女がこの空域に来た本来の目的であった彼の戦技について触れる。
「落としてみせますよ!」
彼女の言葉に彼は強い声で反応し、敵機の後方に食らい付いていった。
落とされまいと必死の逃げを打つ敵機に、彼は彼女の援護の元必死に追尾して幾度かの射撃を繰り返し、ようやく送り込んだ射弾が敵機を捉える。
弾痕から機体から燃料が霧のように噴き出したと思った直後、噴き出した霧が炎へと変わり、機体は火達磨となる。
そのまま火の塊となった機体は海面へ向けて落下していった。
「アクイラ1、撃墜……!」
「まだ安心するには早い、肝心の大物が手付かずよ」
彼女の言葉に辺りを見回すと、大型機の陰が左上方に小さく映る。彼はその視認した影に向けて、機体を向けて再び全力で突っ込んでいった。

大型機に追いつくと、大型機の銃座から雨のように曳光弾の線が延び、近付く機体を叩き落さんと弾幕を張る。
しかし、単機であるため弾幕としての効果は薄く、二機は容易に接近。弾幕を潜り抜けた彼の機体から雨のような12.7mm弾が銃座を襲い、防御火器を沈黙させる。
続けて防御火器が沈黙してできた死角に彼女の機体が飛び込み、翼内20mm機関砲が火を噴く。放たれた20mm弾は桁違いの破壊力で発動機一つを文字通り吹き飛ばし、主翼上で火災を発生させる。
二人が追撃を加えんと次の攻撃に移ろうとした時に、大型機からの緊急用周波数を利用した通信が入る。
「投降する、撃つな!」
その男性の言葉を聞いた彼は、通信機に向かって叫ぶ。
「投降するなら銃座を全て下に向けて、このまま着水しろ!」
「了解した」
通信の直後、二人が大型機の外周を見て回ると、言葉通りに全ての銃座が下に向けられ沈黙している。
「イーグルアイこちらアクイラ1、戦闘終了。投降者がいるからこちらへ合流を頼む……投降なんて、どういう風の吹き回しだろう」
「イーグルアイ了解、組織が大きくなった分末端で不満が溜まったりしてるのかな」
投降を不思議がる二人の会話をよそに、発動機を一つ吹き飛ばされた大型機は不安定な飛行で着水しようとしていた。
しかし、不安定ながらも転覆することなく無事着水に成功。大型機は水面に停止し、、乗員が火災消化に当たりだしたのが上空からも見て取れた。
「こちらはクロエ。こちらの母艦が来るまでもう少しそのまま待機していてくれ」
「こちら艦長のイシナカ、了解したが怪我人もいる。急いでもらえると有難い」
「了解、急がせる」

大型機の艦長との通信を終えると、クロエは辺りを見回す。その周囲の海面には、4つの油の輪が浮かんでいた。
その光景を見ながら、彼は自然に通信機に手を伸ばす。
「アカリさん、4機の操縦者の脱出、見えませんでしたか」
「空戦中に確認する余裕は無いわ。……非情かもしれないけどね、これが戦いの世界よ」
「始める前に覚悟して、頭ではわかっていたつもりなんですけどね。やっぱり、一人でも生きていてくれることを期待したいんです」
「その願望は理解できるわ。でも、敵に情けをかけすぎて自分が命取りにならないように注意しなさい」
「……忠告、ありがとうございます」
通信機を切ってから、彼は天を見上げる。大きなため息を1回ついてから、自分に言い聞かせるように呟く。
「仕方がないこと、だよな」

そして、もう一度辺りを見回すと、自らの母艦らしき影が見え始める。だが彼はその影に違和感を覚えもう一度凝視する。
「……あれ?」
彼の目にはもう1機の大型機の姿が目に映ったのである。急いで通信機を取り、母艦に連絡を取る。
「アケチ、そっちの後方にもう一機見えるのは誰だ?」
「ああ、スメラ伯爵の機体だよ。空中海賊と聞いて飛び出してきたみたいだ」
「あ、あの人か……自分で戦力作って対抗し始めたって話、本当だったのか」
「そう、それで話がしたいって言ってついてきたんだよね」
「……了解。とりあえず伯爵の話は後だ、投降した怪我人の収容と治療、それと僕達の回収を頼むよ」
「了解」


こうして、彼にとっての初陣は終わりを告げた。
そしてこの戦いが、彼の戦闘艇乗りとしての長い戦いの始まりを告げる号砲となったのである。


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パワポケスタジアムで行われた「パワポケ空族祭」の作品をまとめてあります。
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